ラーメン官僚も感激! 煮干ラーメンの新鋭『西永福の煮干箱』(西永福)の「煮干らーめん」が旨いワケ

ラーメン官僚も感激! 煮干しラーメンの新鋭『西永福の煮干箱』(西永福)の「煮干らーめん」が旨いワケ
食楽web

 永福町は、東京都のちょうど「重心」に相当する場所に位置し、「東京のへそ」と呼ばれる大宮八幡宮が鎮座するのどかな住宅街。ラーメン好きの方々からすれば、駅(京王井の頭線永福町駅)の目の前に名店中の名店『永福町大勝軒(1955年創業)』(※)が佇む、ラーメン聖地のひとつというイメージが強いのではないかと思います。

※『永福町大勝軒』……大量の煮干から出汁を採った醤油ベースの清湯スープの表面に、香り豊かなラード油を滴らせるスタイルを考案した名店。全国各地にも、『永福町大勝軒』の流れを汲む系列店が数多く存在します。麺も、デフォルトで一般的なラーメンの約2倍の分量があり、食べ応え満点。この系統のラーメンを提供する店舗ばかりを好んで食べ歩くマニアも少なくありません。

 そんな永福町の地で、2021年9月28日に産声を上げた新店が、今回ご紹介する『西永福の煮干箱』。前述した『Bonito Soup Noodle RAIK』と、方南町の『CLAM & BONITO貝節麺raik』の姉妹店です。

 より詳しくは、『Bonito Soup Noodle RAIK』の休業日(月曜)を活用し、2018年12月17日から同店で間借り営業していた『月曜日は煮干rabo』が独立・路面店化したのが『西永福の煮干箱』。ちなみに、これら3店舗の運営は法人化されており、『西永福の煮干箱』を取り仕切るのは、『月曜日は煮干rabo』時代から厨房を任されていた宮澤店長です。

同店のロケーションは、京王井の頭線西永福駅から徒歩2分程度で、立地は極めて至便
同店のロケーションは、京王井の頭線西永福駅から徒歩2分程度で、立地は極めて至便

 ザックリと言えば、曜日限定店舗の『月曜日は煮干rabo』が軌道に乗り、RAIKグループとしても「そろそろ次の段階へと進みたい」ということで、今般、「鰹(1号店)」、「貝(2号店)」に続く「煮干(3号店)」として独立した店舗ということになります。

 間口が小さくこぢんまりとした外観は、前に入っていたとんかつの人気店『箸で切れるとんかつ かつ善』のそれを巧みに流用したもの。「ひと目見た瞬間、この建物の雰囲気に惚れ込んでしまいまして。ここでお店を出せれば良いなと考えていました」と笑う店主。店構えには適度な落ち着きがあり、周囲の街の雰囲気にも違和感なく馴染んでいます。

 いずれにしても、『RAIK』の姉妹店ということで、ラーメン好きからの注目度も極めて高く、私も、オープン早々の段階で足を運ぶことにした次第です。