ラーメン官僚が今年のMVPに認定! 西新宿『らぁ麺や 嶋』の「しおらぁ麺」がスゴい理由

ラーメン官僚が今年のMVPに認定! 西新宿『らぁ麺や 嶋』の「しおらぁ麺」がスゴい理由
『らぁ麺や 嶋』 | 食楽web

 2020年6月14日、西新宿五丁目駅(都営地下鉄大江戸線)から方南町方面へと5分程度歩みを進めた方南通り沿いに、1軒の新店が誕生しました。そのお店の名は『らぁ麺や 嶋』。

 同店を切り盛りする盛島店主は、『支那そばや』と『かしわぎ』で研鑽を重ね、今般、満を持して独立。『支那そばや(1986年創業)』といえば、出汁を採る素材を厳選したスープづくり、使用する粉にまでこだわった自家製麺の使用などで、ラーメン好きでなくともその名を知らない者は存在しない歴史的名店です。

 店主のもう一方の修業先である『かしわぎ(2017年創業)』も、歴史こそまだ浅いものの、提供される1杯は、研ぎ澄まされたうま味や、ひと口で「かしわぎのラーメンだ」と分かる独創性が光る逸品。誰もが認める正真正銘の実力店です。

 そんな「名にし負う」名店・実力店のDNAを受け継いだ盛島氏が陣頭指揮を執る『らぁ麺や 嶋』。高水準であることは所与の前提として、果たして、どれくらい美味しいのか。こちら側の期待を上回ってくるのか。そんな好奇心に抗うことができず、早速、お店へと足を運んできました。

ロケーションは方南通り沿い。西新宿五丁目駅のA2出口から、同通りをひたすら西へと直進すれば、やがて左手に見えてくる
ロケーションは方南通り沿い。西新宿五丁目駅のA2出口から、同通りをひたすら西へと直進すれば、やがて左手に見えてくる

 漆黒に彩られた屋根。店の袂に屋号が刻まれた行燈が置かれ、店舗の存在をさりげなく主張します。営業時間中はほぼ常に長蛇の列が連なる人気店ですので、行列が、店の在処を示す「ランドマーク」としての役割を果たしますが、暖簾や看板がないラーメン店は、なかなか珍しいかもしれません。

 営業時間は、11時から15時と18時から21時まで。水曜と木曜が定休日ですが、土日営業があり、夜営業もされている。人気の高さから公式の営業終了時間を待たずにスープ切れになってしまうことも多々ありますので、訪問される際には、ある程度の時間的余裕を見ておくのが賢明でしょう。