ラーメン官僚が推す超大型新店『中華そば ふるいち』の“クセになる”「中華そば」の魅力とは?

多摩地域・羽村市の超大型新店『中華そば ふるいち』の“クセになる”「中華そば」の魅力とは?
食楽web

 東京都郊外の多摩エリアの西部に位置する羽村市。羽村市は、知名度が比較的高い(独断と偏見?)青梅市・福生市・あきる野市に囲まれた、都内の「市」の中では最も人口が少ない自治体。

 ですが、その割にラーメン専門店が充実し、かつ、クオリティが高い1杯を出す店舗が複数存在することで、少なくともラーメン好きからは熱視線が注がれているエリアです。

 2020年10月4日、そんな羽村市に、1軒の新店が誕生しました。そのお店の名は『中華そばふるいち』。店主は古屋倫太郎氏。同氏は、生まれも育ちも羽村市。

ロケーションは、JR青梅線・羽村駅の東口を出て300m程度の市役所通り沿い。駅からゆっくりと歩みを進めても、3、4分でアクセスできる距離です。シルバーの格子模様を強調したシックな外観には無駄な遊びがなく、作り手のセンスの高さが伝わってきます
ロケーションは、JR青梅線・羽村駅の東口を出て300m程度の市役所通り沿い。駅からゆっくりと歩みを進めても、3、4分でアクセスできる距離です。シルバーの格子模様を強調したシックな外観には無駄な遊びがなく、作り手のセンスの高さが伝わってきます

 白地に黒文字で『中華そばふるいち』の看板。看板の視認性は抜群なので、見過ごすことは、まずなさそうです。

 店舗は、コロナ禍により閉店した長浜豚骨ラーメン専門店『ラーメン五ノ神』の跡地。ちなみに同店は、羽村市のラーメン店の中でも人気があった店のひとつ。古屋店主もお気に入りとして足繁く訪問していたそうで、今般、同氏がこの場所での独立開業を決断したのは、『ラーメン五ノ神』に強い思い入れがあったことが大きな理由だったそうです。

 さて、古屋店主は、国分寺を拠点に、都内各地、大阪、海外(韓国のソウル、ベトナムのホーチミン)等に店舗を構える、多摩エリアのビッグネーム『ムタヒロ』のご出身。古屋氏は本店、二号店など、ムタヒログループの要となる店舗の店長を歴任してきたベテラン。『ムタヒロ』ファンの間では大変有名な作り手です。

 そんな方が、故郷に錦を飾る形で満を持して開業した『ふるいち』。話題とならないはずがなく、予想どおり、オープンから数日間は、修業元での八面六臂の活躍を知るマニアを中心に、店前に長蛇の列が連なったとのこと。

 個人的には、豊富な経験を武器に、開業間もない現段階でどこまで自分の「色」を出した1杯を出してくるのか。そのあたりの状況を確認したいと思い、ご挨拶も兼ねて店に足を運んできました。