ラーメン官僚も大絶賛する行列店『麺屋ルリカケス』(木場)の錦糸卵と鶏のほぐし身が光る至極のラーメンとは?

ラーメン官僚も大絶賛する行列店『麺屋ルリカケス』(木場)の錦糸卵と鶏のほぐし身が光る至極のラーメンとは?
食楽web

 今回ご紹介するのは、2022年6月23日に東京・木場にオープンした『麺屋ルリカケス』。今年(2022年)は、未曾有の新店ラッシュが5~6月にかけて勃発。しかもその中には、将来の都内ラーメンシーンの屋台骨を支える実力店となることが嘱望される優良店も、多数含まれています。

『麺屋ルリカケス』も、間違いなく、そんな優良店と目される店舗のひとつです。同店を切り盛りしているのは、磯脇智将(いそわきともゆき)店主。磯脇店主は、ラーメン業界に入ってから今般の独立に至るまでに12年もの修業経験を重ねたベテラン。しかも、同氏の直近の修業先である『らーめん改』(台東区蔵前)は、貝出汁ラーメンで名を馳せる名店。まさに、ラーメンづくりのノウハウを知り尽くした実力派と言えるでしょう。

 店舗の場所は、最寄りである東京メトロ東西線・木場駅から徒歩2分程度。永代通りからは少し中に入りますが、入り組んだ路地裏にあるわけでもないので、迷うことはまずないと思います。

木場駅はホームが東西に長く伸び、どの出口から地上に出るかによって、店舗までの所要時間が大きく変わる。駅の1番出口(最も東陽町寄りの出口)を利用すれば、最短時間で店へとアクセスできる
木場駅はホームが東西に長く伸び、どの出口から地上に出るかによって、店舗までの所要時間が大きく変わる。駅の1番出口(最も東陽町寄りの出口)を利用すれば、最短時間で店へとアクセスできる

 そんな実力派職人である磯脇氏が、『らーめん改』と味をまったく異にする1杯を引っ提げ、満を持してラーメン激戦区・木場の地で独立開業したとなれば、ラーメン好きからの注目を浴びないはずがありません。もちろん私も同店の存在をスルーできるはずがなく、さっそく足を運んできました。

 ちなみに、私が訪問したのは日曜。営業開始30分前を過ぎた頃からお客さんが並び始め、営業開始直前段階では、10名程度の行列。そして営業が始まり暖簾が掛かる頃には、すでに大勢のお客さんが並び、その後、営業が終了するまで行列が途切れない状況が続きました。

 ちなみに、屋号の由来は、店主の故郷・鹿児島県の県鳥に指定されている『ルリカケス』。県鳥ルリカケスは、現在、同県の奄美大島、加計呂麻島、請島のみに生息する、国指定の天然記念物。食べ手にとっても、一度耳にしたら頭から離れないキャッチーな屋号だと思います。