驚天動地の絶品ラーメン! ラーメン官僚が手放しで絶賛する『らーめん梶原』とは?

驚天動地の絶品ラーメン! ラーメン官僚が手放しで絶賛する『らーめん梶原』とは?
『らーめん梶原』の「塩らーめん」と「醤油らーめん」 | 食楽web

 今回ご紹介するのは、2022年9月1日に京王線・千歳烏山駅から徒歩2分ほどの場所にオープンした『らーめん梶原』です。

 こちらの店主である梶原壽之氏は、18歳から調理の道で腕を磨き続けてきた生粋のラーメン職人。職人歴は約8年。人形町の優良店『麺やまらぁ』を皮切りに、都内を代表する人気店『ムタヒロ』で店長を務め上げた後、今回、満を持して“一国一城の主”として自店を構えるに至ったという経緯の持ち主です。

 梶原店主の修業先である『麺やまらぁ』と『ムタヒロ』は、共に都内のラーメン好きなら足を運んでいなければ“モグリ”と言われるほどの名店。また、梶原氏ご自身も、腕利きのラーメン職人として知る人ぞ知る存在。というわけで、『らーめん梶原』は開業当初からラーメンマニアを中心に注目を集め、かなりの話題になっていました。

外観。薄茶色の下地に、黒文字で屋号が大書された看板。店舗正面のガラス張り部分の面積が広めに取られ、開放的な雰囲気(食楽web)
外観。薄茶色の下地に、黒文字で屋号が大書された看板。店舗正面のガラス張り部分の面積が広めに取られ、開放的な雰囲気(食楽web)

 私が『梶原』を訪れたのは、オープンから3週間が経過した9月24日の昼でしたが、その頃には、すでに先んじてお店へと赴いた複数の食べ歩き仲間からの絶賛に近い感想が耳に届いていたところです。

 改めて申し上げるまでもなく、およそ、あらゆる食べ物に対する人間の味の好みは千差万別。ラーメンも例外ではありません。人によって好き嫌いが分かれるのが一般的ですが、『梶原』については、少なくとも私の周りの数名のラーメン仲間に関しては、おしなべて高評価で一致。これは、長年にわたる私の食べ歩き生活においても比較的珍しい現象。期待値は否応なく高まり、やや浮足立ちながらの訪問となりました。

 店舗は、ビルの半地下に佇んでいます。入居するビルの外壁や階段が遮蔽物となっているため、面する路地からは、やや視認しにくいかもしれません。飾り気こそあまりありませんが、清潔感が漂うファザード。虚を嫌い、実を重んじる店主の性格がにじみ出ているようで、好感が持てます。幸運なことに、訪問日当日は行列なし。驚くほどスムーズに入店できました。