淡麗系ラーメンの超新星が環七沿いに登場!ラーメン官僚も頬が落ちた『らぁめん ご恩』の絶品ラーメンとは?

淡麗系ラーメンの超新星が環七沿いに登場!ラーメン官僚も頬が落ちた『らぁめん ご恩』の絶品ラーメンとは?
食楽web

 今回ご紹介するのは、2022年3月6日に環七(環状七号線)沿いにオープンした『らぁめん ご恩』。正確には、浅草橋の居酒屋『あいちゃん』のランチタイムを間借りし、2021年7月12日に営業を開始した『らぁめん ご恩』が独立し、路面店として新規開業に至ったものです。

 間借り営業時代から、『ご恩』で店主・大澤剛氏が提供するラーメンは大好評。今回の独立店舗についても、早くも数多くのラーメンマニアが足を運び、「間借り時代も相当なものだったが、それにも増して味に磨きがかかっている」という主旨の感想が多く呟かれていました。

 舌が肥えたマニアたちが揃いも揃って賛辞を贈る1杯とは、一体どのようなものなのか…? 激しく興味をそそられ、私も新規開業から1週間後のタイミングで、食べに行ってまいりました。

白い壁に褐色の扉まわり。看板は、麺を箸で持ち上げた状態のラーメンのイラストの下に、『らぁめん ご恩』の屋号。ソフトで上品な外観は、「車内からでもラーメン店と分かるかどうか」に重きが置かれていた往年の環七人気店とは一線を画す
白い壁に褐色の扉まわり。看板は、麺を箸で持ち上げた状態のラーメンのイラストの下に、『らぁめん ご恩』の屋号。ソフトで上品な外観は、「車内からでもラーメン店と分かるかどうか」に重きが置かれていた往年の環七人気店とは一線を画す

 ロケーションは、野方駅(西武新宿線)と高円寺駅(JR総武・中央線)の中間地点より、わずかに野方駅寄り。大澤店主が「昔から、ここで店を持つことが憧れだった」と言う環七(環状七号線)沿いに佇む、白を基調とした店舗が『らぁめん ご恩』です。

 野方駅自体が、環七通りからほど近いため、同駅からのアクセスがシンプルかつ明快。駅から環七通りに出るまで2分程度歩き、環七に出たら高円寺方面に向かってひたすら真っすぐ(5分強)行けば、やがて道の右手に『らぁめん ご恩』が出現します。

店舗内観。女性客、ファミリー客など、幅広い層のお客さんにラーメンを食べてもらいたいという大澤店主の思想がにじみ出ています
店舗内観。女性客、ファミリー客など、幅広い層のお客さんにラーメンを食べてもらいたいという大澤店主の思想がにじみ出ています

 同店のすぐ近くには名店『十八番(おはこ)』があり、野方側からアプローチするなら、格好の目印になるはずです。そのほか、『ご恩』の近傍には、全国的な知名度を誇る有名店『野方ホープ』の本店も鎮座。空前のラーメンブームが花咲いた80~90年代ほどの盛り上がりはないものの、やはり環七沿いは都内の花形エリアのひとつ。全国レベルの店が当たり前のように佇む光景を眺めていると、環七に憧れを抱く大澤店主の気持ちも理解できる気がしました。

 さて、私は営業開始の40分ほど前に店頭へ到着。それから10分後にはお客さんが続々と並び始め、営業開始直前の段階で、行列客の数は10名以上に及んでいました。このコラムが世に出る頃には、私が足を運んだ時点よりさらに知名度が上がり、行列が延びている可能性があるので、時間に余裕を持って来訪するのがオススメです。

メニュー表。券売機はなく、お品書きを見て口頭で注文する方式
メニュー表。券売機はなく、お品書きを見て口頭で注文する方式

 現在、『らぁめん ご恩』で提供している麺メニューは、「らぁめん(塩)」「らぁめん(醤油)」「四川担々麺」の3種類。また、サイドメニューとして「チャーハン」「半チャーハン」「ねぎチャーシュー丼」「鶏ねぎ塩丼」も提供。ハーフサイズのチャーハンを用意してくれているのは、ありがたい心遣いですね。

 ちなみに、私と同ロットのお客さんたちが注文していたのは、おおむね「特製ご恩らぁめん(塩)」または、「らぁめん(塩)とサイドメニュー」といったところ。しかし「塩」「醤油」ともに気になり、どちらか一方を選択する勇気が持てなかった私は「塩」と「醤油」の両方を注文。1人1杯制(※)であれば、1杯食べてからもう一度列の最後尾に並び直すつもりでしたが、オーダーはすんなり通って、1回で2杯提供してもらえることに。

「連食していただいても全く構いませんよ」と、店主から優しいお言葉をいただきましたが、この場合、2杯とも同じタイミングで提供されます。これから『ご恩』に行って連食しようとお考えの人は、2杯とも美味しく食べられるかを熟慮の上、2杯頼むか1杯ずつ頼むかを決めるのがオススメです。

(※)1人1杯制:行列客が少しでも早く着席しラーメンが食べられるよう、 客1人当たりのラーメン提供杯数を1杯に限ること。その場合、2杯以上のラーメンを食べたい人は1杯目を食べた後、再び行列の最後尾に並び直し、改めて2杯目を注文することになる