ラーメン官僚が激推しする『三ん寅』の「味噌ラーメン」が旨い理由

ラーメン官僚が激推しする『三ん寅』の「味噌ラーメン」が旨い理由
食楽web

 2019年10月29日、東京メトロ有楽町線江戸川橋駅から徒歩2分程度という好立地に、『すみれ』という札幌味噌ラーメンの名店で17年間修業した店主が、満を持して1軒のラーメン専門店をオープンさせました。そのお店の屋号は『三ん寅』。

 さて、ここで店主の修業先である『すみれ』について、簡単に紹介します。『すみれ』は、北海道札幌市に本店を構える味噌ラーメンの全国的名店。豊かなコクと芳醇な香りを兼ね備えた濃厚味噌スープと、札幌ならではのハリのある中太縮れ麺のコラボレーションは、まさに味噌ラーメンの王道といった趣です。

 スープの表面を覆うラード油は、スープを保温する効果をいかんなく発揮し、食べ終わりまで、スープを熱々の状態に保ちます。『すみれ』の味噌ラーメンは、その桁違いの美味しさが評価され、お土産ラーメンやカップラーメンとしても幅広く提供されています。ラーメンがお好きな方であれば、一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

 こんな名店で17年にわたって研鑽を重ねてきた店主が手掛けるラーメンは、きっと、超弩級にハイレベルであるに違いない!

 そんなシンプルな確信に基づき私は、『三ん寅』がオープンした当初から、時間を見つけては、同店に足を運んできました。

 そこで判明した事実。

 店主である菅原氏は、『すみれ』の味を踏襲することのみならず、さらにその一歩先を見据えて日々、提供するラーメンのブラッシュアップに励み、しかも、わずか数ヶ月の間に、その成果が着実に、ラーメンの味に反映されていることが判明。気が付けば、同じ店をあまりリピートしない私が、定期的に江戸川橋駅の改札に降り立つようになっていました。

駅の1b出口から交差点を渡り、2分程度歩みを進めれば、お店の前に辿り着くことができます
駅の1b出口から交差点を渡り、2分程度歩みを進めれば、お店の前に辿り着くことができます

 大通りから少し中に入った道沿いに佇む、比較的こぢんまりとした外観のお店ですが、おそらく、店の前に連なる行列がちょうど良いランドマークの役割を果たしてくれるので、まず迷うことはないと思います(笑)。

 店頭に到着すると、道路に向けられたダクトから味噌の芳醇な香りが漂い、食べる前から容赦なく食欲を刺激してきます。掲げられた暖簾の左下には、修業元である『すみれ』のサインがあり。同店が『すみれ』の暖簾分け店舗であることを示す証ですね。

 続々と店内へと吸い込まれていく客の後に続き、いよいよ入店です!