辛さと旨さが融合した「辛スタミナ中華」も必食!

「スタミナ中華」のスープをベースに、ゴマ油を介して中華と洋風の辛みを絶妙な塩梅でブレンドさせた「辛さの素」を加えた「辛スタミナ中華」も、口内でうま味と辛みがダイナミックにクロスオーバーする、スケール感のある名品。辛みが得意な方は、こちらを注文するのもオススメです。

ラーメンが提供されてから数分後。身も心も幸福感で充たされながら、店を後にしました。評判に違わぬ優良店。同店が今年のラーメンシーンの「台風の目」であることは、紛れもない事実でしょう。
店主(吉野慎一氏)のプロフィール

・長年にわたり、『ど・みそ』、『ジャンクガレッジ』等の首都圏を代表する実力店で研鑽を重ね、今般、満を持して独立。
・「ラーメンの味そのもののブラッシュアップも必要だが、お客さんに楽しんでもらうためには、味を取り巻く雰囲気づくりも大切」という考えの下、遊び心で看板の中央部(本来、屋号が刻まれる箇所)を無地にしたり、修業先で採用されていた「無料トッピングシステム」を導入するなど、トータルでラーメン店を魅せることにこだわる。
・出店の地に小伝馬町を選んだのは、「下町情緒がある街の雰囲気に加え、店舗を探していた時に、『あさ利』のような昭和ノスタルジーが演出できる物件が見つかった」ことによるもの。
・「『たた味』のラーメンには、溶かした生卵にスープを足してつけ麺風に食べる、ライスにトッピングを載せて食べるなど、お客さまの数だけ召し上がり方がある。ぜひ好みの食べ方を探してみてください」と吉野さん。
●著者プロフィール
田中一明
「フリークを超越した「超・ラーメンフリーク」として、自他ともに認める存在。ラーメンの探求をライフワークとし、新店の開拓、知られざる良店の発掘から、地元に根付いた実力店の紹介に至るまで、ラーメンの魅力を、多面的な角度から紹介。「アウトプットは、着実なインプットの土台があってこそ説得力を持つ」という信条から、年間700杯を超えるラーメンを、エリアを問わず実食。47都道府県のラーメン店を制覇し、現在は各市町村に根付く優良店を精力的に発掘中。