日本一の魚屋チェーン!?『角上魚類』で絶対買いたい「神惣菜」7選

仕入れ次第で変わるワクワク感のある惣菜から家庭の味まで

「めぎす唐揚げ」280円。イレギュラーではあるものの、こういった旬の魚も唐揚げになることも
「めぎす唐揚げ」303円(税込)。イレギュラーではあるものの、こういった旬の魚も唐揚げになることも

 また、イレギュラーではあるものの、その時期の仕入れ次第で作られる惣菜もあります。取材時、鮮魚コーナーでも売られていた「めぎす」がから揚げ惣菜としても販売されており、この時期はやはり人気があるそうです。鮮度はもちろん、身下ろしされた直後に丁寧に揚げられるせいか、身が柔らかく、また油もしつこくなくサクサクいただけました。

「ぶり大根」300円。煮魚の定番メニューですが、切り身がゴロッと入っています
「ぶり大根」324円(税込)。煮魚の定番メニューですが、切り身がゴロッと入っています

 さらに家庭でもよく食べられる定番メニューも人気だそうです。煮魚の定番「ぶり大根」は大きくカットされた切り身と新鮮なアラがゴロッと入っており、これだけで2~3食のおかずにもなりそうな量で324円(税込)。もちろん、絶妙な醤油とみりんの味付けが、ぶりの味の良さをさらに引き出しています。

豪快に串に刺さって売られている「あじ塩焼き」200円
豪快に串に刺さって売られている「あじ塩焼き」216円(税込)

 また、この日は鮮魚コーナーで195円(税込)で販売されていたあじが、「あじ塩焼き」として216円(税込)で販売されていました。つまり、たった20円の調理費でそのまま食べられる計算です。こういった「その日にしかない」魚の塩焼きも人気があるそうです。しっかり強めの塩で焼かれており、これまたご飯のおかずに最適だと思いました。

惣菜も美味しい『角上魚類』だが、あくまでも「昔ながらの魚屋」を死守する

一生の思い出に残る「焼き鯛」(時価・要予約)も
一生の思い出に残る「焼き鯛」(時価・要予約)も

『角上魚類』の惣菜はいずれも鮮度・調理・価格どれを取ってもお買い得であり、鮮魚や寿司同様の人気を誇ることに納得。単に「薄利多売」という言葉だけでは成立し得ない「魚屋」としての知識、矜恃がなせる技のように思います。

「一時、私は『惣菜専門のお店を出しても良いんじゃないですか』と考え会長に提案したことがありましたが、会長からは『あくまでも魚屋の中にあるからこそ、惣菜の評価がある』と却下されました。会長の言う通り我々はあくまでも“魚屋”。鮮魚や寿司同様、美味しい惣菜を提供していきます」(佐藤課長)

 また、『角上魚類』では日常的に食べる惣菜だけでなく、一生の思い出になるような調理品も。お食い初めやめでたい場でいただく焼き鯛(時価・要予約)なども展開しています。

「要予約ですが、仕入れた新鮮な鯛を、『角上魚類』のノウハウ通りに焼いて召し上がっていただけるようにご提供させていただいています」(佐藤課長)

 日常から特別なシーンまで、『角上魚類』は「昔ながらの魚屋」としてこれから先も人々の生活に寄り添い続けてくれるはずです。

(撮影・文◎松田義人)