『角上魚類』の本領発揮は冬! 仕入れに密着してオススメの地魚を食べてみた

『角上魚類』の本領発揮は冬! 仕入れに密着してオススメの地魚を食べてみた
食楽web

 新潟・関東圏で全22店舗を展開する巨大鮮魚店『角上魚類』。いずれの魚も鮮度抜群の魚を格安で販売しており、各店とも連日お客さんでごった返すことで知られています。

 筆者もプライベートで週1~2ペースで通っていますが、どうしてここまで頻繁に通うのかと言うと、鮮度の良い魚を日々食べたいことに加え、その日によって入っている鮮魚が違うため、このように頻繁に通って魚種のラインナップをチェックするようになったというわけです。

 しかし、この「角上通い」で気づいたことがあります。秋以降、店頭の魚種のラインナップが増えたことです。多いときには何十もの魚種が所狭しと店頭に並んでいますが、その産地を見ると、『角上魚類』の本拠地・新潟モノの魚が増えていることにも気づきました。これは一体どういうことなのだろう……? と店頭で聞いてみると、

「例年、7、8月までは地元・日本海側の底引き網漁の禁漁時期にあたり、新潟産の魚は少なくなる。もちろん、この間は他地域の魚を充実させ店頭を枯渇させることはない一方、9月以降は地元・新潟寺泊の底引き網漁が解禁となるため、このように豊富な魚種を揃えることができる」とのこと。

 言い換えれば、冬場こそが『角上魚類』の本領が発揮される季節であり、他のスーパーや魚屋では入手しにくい魚種も同チェーンでは買うことができるということです。そこで今回は、新潟に出向き、『角上魚類』の地魚の仕入れに密着。オススメだという魚をいただきつつ、同チェーンのバイヤー・中越隆英さんにも話を聞いてみました。