揚げ物だらけの『かつや』でもダイエットできる!? “神やせダイエット”の石本哲郎が教える太らない“かつや”のメニューの選び方

「余計なものを加えず、シンプルに食す」のが大切

 ヒレカツメニューでのイチオシは、「ヒレカツ定食」です。

ヒレカツが3枚ついた「ヒレカツ定食」
ヒレカツが3枚ついた「ヒレカツ定食」

「ヒレカツ定食」はソースをかける量を自分で調節できるため、塩分摂り過ぎを防げるのが良い点。ただ、ヒレカツが3枚もついてくるため、女性にはちょっとたんぱく質が多めかもしれません。1食あたりのたんぱく質量は女性は20~30g、男性は30~40gが目安。そのため女性の場合、ヒレカツ2枚が付いた「とん汁定食」を選んでもいいでしょう。『かつや』はどの定食にも「とん汁」(根菜入りで食物繊維も摂れます!)が付いてくるのがポイント高いですよね。

ヒレカツ2枚にとん汁(大)がついた「とん汁定食」
ヒレカツ2枚にとん汁(大)がついた「とん汁定食」

 ヒレカツメニューには「おろしヒレカツ定食」があります。「大根おろしがのっているので体に良さそう」と思う人も多いと思いますが、ぶっちゃけ関係ありません。大根おろしに含まれる酵素が脂質や糖質を分解してくれるなど、よく言われていますが、それはあくまで研究レベルの話。ちょっと食べたくらいで健康になるなんてことはあり得ないので、気にしなくていいです。それよりも、大根おろしにポン酢をかけることでムダに塩分を摂取してしまうことのほうが問題です。

 また「ヒレカツカレー」は、かつ丼にカレーがのってるようなもの。どう考えてもダイエットやボディメイクとは相容れないメニューです。カロリー的にも相当ヤバいと思うので、これはやめておきましょう!

 折角『かつや』に来たんだから“やんちゃしたいな”というのであれば、「海老・ヒレカツ定食」までならギリセーフです。

海老は低脂質食。しかし衣が多い「海老フライ」は要注意!

ヒレカツ2枚に海老フライ2本ついた海老・ヒレカツ定食
ヒレカツ2枚に海老フライ2本ついた「海老・ヒレカツ定食」

 海老は脂質がほぼ0の高たんぱく・低脂質な食材。ヒレ肉と同様、非常に栄養バランスの優れた食材です。ただ、やはり揚げてしまっているため、性能はダウン。加えて、外食の海老フライは衣が分厚くて、中の海老自体は小っちゃいことも多いですよね。『かつや』は結構大きめの海老を使ってると思いますが、衣でごまかしてるような海老フライだと、たんぱく質を摂ったつもりでも実は摂れていないというケースも。そのため、付け合わせに1~2本くらいならまだしも、海老フライがメインなものは気をつけたほうがいいでしょう。カロリーが高い割にたんぱく質が稼げてない、ということも多いです。