牛めしの松屋でダイエットできる! “神やせダイエット”の石本哲郎が教える松屋の「やせる注文法」とは?

牛めしの松屋でダイエットできる!  “神やせダイエット”の石本哲郎が教える松屋の「やせる注文法」とは?
食楽web

●外食しながらダイエットもアンチエイジングも叶えたい!そんな我儘な願いを叶えるべく、ボディメイクのプロ・石本哲郎さんが「若返りやせ飯」の選び方を伝授する人気連載。今回のテーマは、牛めしをはじめ、カレー、定食など豊富なメニューで人気の『松屋』です。

松屋の牛めしVS吉野家の牛丼! どちらがダイエットに向いている?

『松屋』の定番といえば、やはり「牛めし」。吉野家の牛丼と双璧をなす人気メニューですよね。「吉野家」における若返りやせ飯については前記事でふれたので、気になる方はそちらもぜひチェックしてみてください。→記事はこちらからチェック!

「吉野家も松屋も同じようなもんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は全然違うんです。松屋の牛めし(並盛)と吉野家の牛丼(並盛)の栄養成分を比べてみましょう。

成分比較表。※牛丼はほとんど食物繊維が摂れないので炭水化物量=糖質に近い
成分比較表。※牛丼はほとんど食物繊維が摂れないので炭水化物量=糖質に近い

 食事において大切なのは、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、糖質(Carbohydrate)からなる三大栄養素のPFCバランス。ダイエット中のおおよその目安としては、総カロリーの約半分を糖質で摂り、脂質はたんぱく質の量を超えないことが大切です。

 ただ、丼物はどうしても糖質が多くなってしまうので、三大栄養素の中でも“若返りやせ”にもっとも重要なたんぱく質をしっかり摂ることを第一に考えましょう。そして糖質を多く摂る代わりに、脂質は少なめを目指してください。たんぱく質の目安は、1食あたり女性なら20~30g、男性なら30~40gになります。

 ところが松屋の牛めしは、たんぱく質が17.9gと少なめなのに、脂質がなんと29gもあるんです! 実際食べてみるとわかりますが、吉野家に比べ松屋のお肉は結構、脂ギッシュ。そこがおいしさの秘密なのかもしれませんが、脂質の多い肉を使ってるということは、ダイエット的にはマイナスな要素になります。

 なぜなら、たんぱく質と糖質は1gあたり4kcalなのに対し、脂質は1gあたり9kcal。つまり脂質の比率が高い食事は、カロリーもグンと上がる。その結果、同じ並盛でも吉野家と松屋とでは100kcal近くも差がついてしまいます。ダイエットで体重を落としたい時は、1食のカロリーを500kcal前後にするのが理想です。正直、牛丼だと超えてしまうことが殆どですが、せめて800kcal以内には抑えておきたいところ。どうしても松屋で牛めしを食べたいなら、並盛に。もしくは小盛を頼んで、サイドでたんぱく質を補強するのがベストです。