ご飯が無限にすすむ! カラアゲニストが推薦する東京の「絶品からあげ定食」3選

“サクふわ”と“カリじゅう”からあげでご飯が無限に進む定食|からあげ食堂 房総家(豊洲)

『からあげ食堂 房総家』の「房総家定食」。ムネ肉とモモ肉の合い盛り
『からあげ食堂 房総家』の「房総家定食」。ムネ肉とモモ肉の合い盛り

 豊洲にある『からあげ食堂 房総家』は、千葉の食材にこだわったお店。米、野菜、鶏肉、醤油、味噌などはすべて千葉県産のものを使用しています。こちらのオススメが、モモ肉とムネ肉の両方のからあげを味わえる「房総家定食」。モモ肉からあげ(カリじゅう)2個とムネ肉からあげ(サクふわ)3個が合い盛りになったものです。

『からあげ食堂 房総家』。有楽町線もしくはゆりかもめの豊洲駅3番出口を出るとすぐに目に飛び込んできます
『からあげ食堂 房総家』。有楽町線もしくはゆりかもめの豊洲駅3番出口を出るとすぐに目に飛び込んできます

 ムネ肉(サクふわ)はその名の通り、サックリした食感の衣ですが、一瞬トロリとした舌ざわりも感じます。そして何よりその衣に包まれたムネ肉の柔らかさに驚くこと必至! 歯が衣と一緒に肉にスイスイと沈み込んでいきます。とにかく肉がふんわり柔らかくて旨みが強い。さらにかすかに感じる魚介系ダシの風味。数種類のダシをブレンドしているとのことで、和のテイストを醸し出してくれて、ご飯も進みます。

左が「サクふわからあげ(ムネ肉・3個)」、右が「カリじゅうからあげ(モモ肉・2個)」
左が「サクふわからあげ(ムネ肉・3個)」、右が「カリじゅうからあげ(モモ肉・2個)」

 聞けば、このムネ肉、モモ肉よりも下処理に手間ひまがかかっているとのこと。パサつきがちなムネ肉は、モモ肉と同じように調理しても美味しくはなりません。ムネ肉の特性を熟知した上で調理をしているのがさすがですね。

 一方のモモ肉は、“カリじゅう”と謳うだけあって、クリスピー感のあるカリッとした歯ざわりの衣が特徴的。味付けは正統派のモモ肉からあげという印象で、醤油の風味を程よく感じさせつつも、肉の旨みを最大限に引き出しています。なお、カリじゅうからあげ(モモ)は1個、サクふわからあげ(ムネ)は2個から追加オーダーもできます。からあげでしっかりランチをしたいときにオススメの一軒です。

●SHOP INFO

店名:からあげ食堂 房総家

住:東京都江東区豊洲3-3-3豊洲センタービル地下1F

※写真や情報は取材当時の内容です。最新情報とは異なる場合があります

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。