これぞ沖縄の新しい食体験! ハイアット リージェンシー 瀬良垣で堪能できる「琉球和会席」の魅力とは?

沖縄伝統芸能を鑑賞しながら、食前酒のオリジナルカクテルで乾杯!

伝統舞踊の鑑賞は別料金
伝統芸能の鑑賞はオプション(別料金)

 こちらの「琉球和会席」が素晴らしいのは、単に料理を楽しむのではなく、琉球時代の会食にお呼ばれしたような優雅なひとときを体験できること。

 テラス席で出されたのは、さんぴん茶に漬け込んだウイスキー「OKINAWA BLUE」をトニックウォーターで割った「食前酒」のオリジナルカクテル。琉球伝統芸能の音楽と踊りの心地よいリズムとともにいただく一杯は、沖縄らしい爽快な香りと喉越し。食への欲求も高まっていきます。ちなみに、こちらの伝統芸能はオプションで提供されます。

『シラカチ 日本料理』の個室 [食楽web]
『シラカチ 日本料理』の個室 [食楽web]

 食前酒を堪能したら、「シラカチ 日本料理」へ移動して、いよいよ琉球料理コースの始まりです。料理は前菜、お椀、御造り、焼き物、酢の物、蒸し物、御食事、甘味と続き、食後酒で締め括られます。なんて豪華!

「前菜」の鮮やかな色彩にまず、目を奪われます。そして、他では見たことのないような料理の数々。琉球料理らしい「クーブマチ」(昆布巻き)、豚肉と白魚を擦って巻いた「シシかまぼこ」や「花烏賊」、中でも豚肩ロースと黒胡麻ペーストを合わせて蒸しあげた「ミヌダル」は、豚肉と胡麻の香ばしくコク深い味わいが口いっぱいに広がりました。

 お次にやってきたのが、お雑煮のような見た目の「お椀」。豚の内臓を出汁で煮込んだ伝統料理「中身汁」をアレンジしたもので、モツをくるんだ白子豆腐をみぞれ仕立てに作り上げています。とろける食感、たっぷり効いた生姜の風味で美味しくいただきました。

海ぶどうとあん肝を巻いて食べる!? 「御造り」の素晴らしさ

「御造り」は炙った中トロの旨さはもちろん、海ぶどうとあん肝をハタの仲間である赤仁ミーバイで巻いて食べる一品がもう、美味しすぎる!

 さっぱりした白身魚に海ぶどうのプチプチした食感、ふんわりしたあん肝のコクの競演が口福。シークワーサーを絞ると、果汁の酸味が加わって爽やかな味変が楽しめます。

 琉球料理らしさを感じつつ、御造りまで食べた後にやってきた「焼き物」の肉料理がまた絶品でした。「沖縄県産黒毛和牛の西京焼き」なのですが、添えられた“島らっきょうの塩イリチー”と一緒に食べると実にいい。ジュワッと滲み出る肉の旨みに、塩だけで炒めた島らっきょうの食感の苦味が絶妙に合うのです。この辺りで、お腹もだいぶ満たされます。