たまごのプロ直伝! 卵料理が劇的に美味しくなる「卵料理を作るコツ」とは?

たまご料理には「使いどき」があるって知ってる?

 たまごは産卵してからの経過日数によって状態が変化します。そこで、たまごパックに記載されている賞味期限に注目! たまご料理によって、おすすめの“使いどき”があるのです。

「たまごかけご飯」なら、賞味期限まで 10 日前後の新鮮なたまごがおすすめ。ドロッとした白身が苦手な人は、賞味期限まで 5 日前後のたまごを使うと良いそうです。「目玉焼き」なら、賞味期限内であればいつでも美味しく食べられますが、黄身が中央にくるきれいな目玉焼きを焼きたいなら、買ってすぐのものを使うと良いのだとか。

「たまご焼き」や「たまごスープ」の場合は、賞味期限まで 5 日前後あるたまごが最適!箸で卵白が切れやすく、卵黄と卵白がきれいに混ざるので、お店で売っているような黄金色に仕上がります。一方、「ゆでたまご」は殻のむきやすさを考えると、賞味期限に近ければ近いほどGOODです。

「ゆでたまご」は1分単位で黄身の状態が変化する

11分加熱したゆで卵
11分加熱したゆで卵

 美味しいゆでたまご(M サイズ)を作る場合、常温には戻さず冷蔵庫のたまごを使いましょう。たまごがすっぽり浸るくらいのお湯で茹でます。火加減は中火、完成後はすぐに冷水をかけてしっかり冷やしましょう。

半熟から固ゆでまで、自分好みのゆで卵を作ってみよう

 ここでは6分から13分まで段階ふんでどんなゆでたまごができるのか、ご紹介していきます。好みの固さを見つけたら、実践してみましょう!

6 分:黄身は全体がとろりと流れ出る。白身もやわらかい。
7 分:半熟。黄身は外側が少し固まり中心部はとろとろ。白身はやわらかく固まっている。
8 分:半熟。黄身は外側が少し固まり、中心部はやわらかく、切ると少しだけ流れ出る。白
身はやわらかく固まっている。
9 分:黄身の中央が色鮮やかでねっとりと固まっている。白身は程よく固まっている。
10 分:黄身は鮮やかな黄色で、火が通りすぎていない状態。黄身の外側のみ白っぽく固ゆでになっている。白身はしっかり固まっている。
11 分:黄身の中心部のみ鮮やかな黄色が残っているが、その他は白っぽい固ゆで状態。
12 分:固ゆで。黄身全体が白っぽくなり、しっかり火が通っている。
13 分:固ゆで。黄身も白身もしっかり火が通っている。