男の妄想食堂。韓国調味料「ダシダ」が決め手の「ミートソーススパゲッティ」を作る

男の妄想食堂。韓国調味料「ダシダ」が決め手の「ミートソーススパゲッティ」を作る
食楽web

私の勝手な妄想からオープンした『妄想食堂』。料理人でも料理研究家でもない私、尾仲好太が、これまで食べ歩いた店の味の中で「これが一番旨い」と思う“味の再現”を目指し、今日もバイトのユースケと開店前の準備中です。

もちもち麺のパンチョのスパゲティー

主人:今日は、ミートソースを作ろうと思ってるんだ。今回、俺が目指したいのは、昔お袋が作ってくれた味なんだ。

ユースケ:なるほど。それは店長にしかわからないっすよね。

主人:そこで、イメージしやすいのは、『スバゲティーのパンチョ』の味なんだな。

ユースケ:あ、そこ聞いたことあります。B級グルメ好きが愛してやまないデカ盛りの店。しかも喫茶店にあるようなナポリタンやミートソースを出す店ですよね。ケチャップ味の。

主人:う~ん、違うんだ。パンチョの味は単純なケチャップ味でもなければ、そのへんの喫茶店にあるような味でもないんだよ。

ユースケ:へ?

『パンチョ』のミートソース690円に厚切りベーコン200円を載せたバージョン
『パンチョ』のミートソース690円に厚切りベーコン200円を載せたバージョン

主人:確かにケチャップ味が強めだが、きちんとオリジナルのトマトソースを作ってるんだ。酸味が強すぎず、かといって甘すぎず。麺がやわやわで、ソースがねっとりと絡む。今回、そのパンチョを見習いつつも、お袋のミートソースの優しい味を作りたいんだ。……うーん、思い出すなぁ。

ユースケ:うわ、思い出に浸っちゃってる。いいから、早く作りましょうよ。