ブーム加速中! 東京でいま食べておきたい至極の「麻婆豆腐」4選

赤坂 四川飯店(アカサカ シセンハンテン)|永田町

「陳建民風麻婆豆腐」は裏メニュー
「陳建民風麻婆豆腐」は裏メニュー

 “中華の神様“と呼ばれた陳建民さんが創始者である赤坂の名店『四川飯店』。中国との国交もままならず、中華の調味料も思うように集まらなかった時代に、四川料理を日本に広めたお店。中でも現在、本店の裏メニューとして楽しめる、通称「陳建民麻婆豆腐」は名店の味にふさわしい伝説の逸品です。

小盆(2 ~ 3人前)で2,200円
小盆(2 ~ 3人前)で2,200円

「今、店で出しているものには、ピー県豆板醤(ピーシェントウバンジャン/ピーは卑におおざと偏)といって蚕豆(ソラマメ)を発酵、3年以上熟成させた四川の豆板醤を使いますが、陳建民麻婆豆腐に使うのは日本の赤い豆板醤。花椒も花椒油も入れません」と語るのは、鈴木広明料理長。

 麻辣の香りとコクがジワジワとこみ上げてくる「陳麻婆豆腐」に対し、「陳建民麻婆豆腐」は、辛味はあるもののマイルドで優しい味が特徴です。レトルト食品の大本ともなった“建民風日式中華”と言っても過言ではない、日本の麻婆豆腐の原点をぜひ味わってください。

●SHOP INFO

住:東京都千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館ビル 5F・6F
TEL:03-3263-9371
営:11:30~15:00(14:00LO)、17:00~22:00(21:00LO)
休:なし
http://www.sisen.jp/

(取材・文◎森脇慶子 撮影◎加藤史人)


※当記事は『食楽』2018年春号の記事を再構成したものです