
一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう「東京B級グルメ案内」。今回は、荒川さんがハマりまくったという讃岐うどん「ひやあつ」を食べさせてくれる東京北区十条にある『いわい』まで、さっそく道案内をお願いしましょう。
「ひやあつ」というメニューをご存知ですか? 讃岐うどん好きの方はご存知かもしれませんが、冷たいうどんに温かいつゆをかけて食べる、本場・香川発祥の食べ方です。結果、少しぬるめのつゆになるので、猫舌の私にとってはありがたいのですが、それだけではありません。讃岐うどんのコシ、出汁の風味を存分に味わえる、素晴らしい食べ方なんです。
ちなみにこの食べ方を考案したのは、香川の超名店『宮武うどん』の宮武一郎さん。残念ながら2009年にお店を閉めてしまったそうですが、長年にわたり、弟子を多く輩出したおかげで他府県にも数々の讃岐うどんの名店が誕生し、“讃岐うどんのブーム”を作ったレジェンドともいえる人なんです。

この話は、今回ご紹介する東京・北区上十条にある『讃岐うどん いわい』のご主人・岩井さんから教えていただきました。岩井さんも『宮武』で修業をした一人なんです。それでは、さっそく、『いわい』さんの「ひやあつ」をご紹介しましょう。
