旨い店はタクシー運転手に訊け!丼の中に妥協一切なしの名店『魂の中華そば』

一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう、「東京・B級グルメ案内」。今回は、荒川運転手が“魂(タマ)チュー”と呼ぶ、東京・板橋区の『魂の中華そば』。女性ファンも多いという「特製中華そば」をご紹介。さっそく道案内をお願いしよう。

旨い店はタクシー運転手に訊け!丼の中に妥協一切なしの名店『魂の中華そば』
食楽web

 今回ご案内したいお店は、東上線・上板橋駅から徒歩1分の『魂の中華そば』です。まず、このお店で特徴的な点は、僕が観察している限り、女性のお客さんがとても多いことです。ボリュームがあり、もちろん男性ファンも多いのですが、するすると食べることができる様々な工夫があるからだと思います。そして、総じて、みなさんが食べているのは「特製中華そば」(1,100円)。

「中華そば」にしては、ちょっぴりお高いのでは? と思うかもしれませんが、食べてみれば、スープを始め、自家製麺、メンマ、チャーシュー、煮卵など、丼に入っている1つ1つが、手間ヒマかかっていることをしっかり感じられるので、財布の紐が堅い女性でも「むしろ、これっておトクなのでは?」と思うのでしょう。

 こちらのお店は2015年12月に、ラーメン好きなお二人、武藤雅孝さんと若林洋明さんがお店を立ち上げて、ちょうど丸2年になります。僕が通い始めたのもオープン当初ですが、最初にお伝えしておきたいのは、その当時と今とではかなり味が変わっているということです。

 彼らはなんとラーメン修業したわけでもなく独学。ただ、研究熱心な彼らは、ラーメン作りに試行錯誤しながら日々進化を遂げて、今の味を実現しました。だからこそ、今ぜひ、味わって欲しいのです。