ラーメン官僚が厳選する2023年の「最強☆東京ラーメン」7選

2023年の東京ラーメン界の主人公の一角|『Japanese Ramen五感』(池袋)

「塩らぁめん」1300円。連食は禁止。しかしがんばって2度は足を運んで、「醤油らぁめん」と「塩らぁめん」の両方を味わってもらいたい
「塩らぁめん」1300円。連食は禁止。しかしがんばって2度は足を運んで、「醤油らぁめん」と「塩らぁめん」の両方を味わってもらいたい

『一風堂』を経営する「力の源カンパニー」で12年間にわたり商品開発や店舗経営の第一線に立ち続けた奥地店主が手掛ける、五感で堪能する淡麗ラーメンの気鋭店が、こちらの『Japanese Ramen五感』だ。

 2023年12月現在、あまりの人気に記帳制を導入。記帳開始直後の段階でラーメンが完売する事態が頻発するフィーバーぶりは、収まる気配をまったく見せず、もはや池袋の観光名所のひとつと化した感すらある。

「塩らぁめん」の美しい黄金色のスープ
「塩らぁめん」の美しい黄金色のスープ

 現在、『五感』が提供する麺メニューは、「醤油らぁめん」「塩らぁめん」「つけめん(醤油)」の3種類。初訪問であれば、それらの中でも、ラーメン好きからの評価が特に高い「塩らぁめん」を召し上がってもらいたい。

 ひと目見ただけで、凡百の淡麗ラーメンとは次元がまるで異なることが看て取れる、圧巻のビジュアル。

 スープは、「比内地鶏」「みやざき地頭鶏」「名古屋コーチン」等の地鶏からうま味の粋のみを切り出した動物系出汁と、蜆・浅利・蛤・貝柱等の滋味を凝縮させた魚介出汁とを、羅臼昆布で風味に更なる厚みを加えながら重ね合わせたもの。

「醤油らぁめん」「塩らぁめん」で異なる麺を使用
「醤油らぁめん」「塩らぁめん」で異なる麺を使用

 すする度に、山海の恵みに由来する滋味が舌上で活き活きと躍動。上質な風味が鮮烈な記憶を刻み込むタレの後押しも相まって、永遠に飲み続けていたくなるほど驚異的な完成度の高さを誇る。

●SHOP INFO

Japanese Ramen 五感

住:東京都豊島区東池袋2-57-2 コスモ東池袋101
営:11:00~15:00
休:月曜・火曜