A5黒毛和牛が食べ放題! 話題のカウンターステーキレストラン『銀座のステーキ』に潜入してみた

職人が目の前で焼き上げるステーキは、10種類以上の部位を食べ比べできる!

写真は2名分
写真は2名分

 お待ちかねのステーキですが、まずは3種類の部位別に順番に職人が目の前で焼いて、焼き立てをテーブルサーブしてくれます。その後、お代わりしたい方は追加オーダーが可能なシステムです。使用するA5ランクの黒毛和牛は仕入れの状況によって日々異なるそうですが、この日は千葉県産の上総牛を使っているということでした。

 部位の指定はできないということですが、なんとランチでも10種類以上の部位を食べ比べることができてしまいます! しかも1つの部位で約60~70グラム。デフォルトで提供されるハンバーグと3種のステーキだけで約300グラムにも及びます。ステーキというと200グラムあればとりあえず十分という量なので、おかわりせずとも満足できるコースであることがお分かりいただけるでしょうか。

職人さんが目の前で、肉の性質や部位に合わせた絶妙な火入れで、ステーキを最高の焼き加減で仕上げる。職人さんは『パレスホテル東京』や『うかい亭』など名だたるお店の出身者が多く、安定した腕の持ち主たち(食楽web)
職人さんが目の前で、肉の性質や部位に合わせた絶妙な火入れで、ステーキを最高の焼き加減で仕上げる。職人さんは『パレスホテル東京』や『うかい亭』など名だたるお店の出身者が多く、安定した腕の持ち主たち(食楽web)

 ステーキソースは、醤油パウダーと合わせた『銀座のステーキ』オリジナルのガーリックチップに、粗挽きの黒胡椒、ウニの深い旨みに醤油を合わせたウニソース(今後変更の可能性あり)の3種類が用意されています。各220円ですりおろしたワサビと刻んで醤油につけたワサビ、西洋ワサビを合わせた厳選ワサビ、オーストラリアのミネラルたっぷりなマレーリバーソルト(塩)を追加オーダーすることも可能です。

 この日最初のステーキは、ウチモモという後ろ脚の内側にある部位が登場。美しいあずき色、カットした断面がぷっくりと膨れ上がるほど肉汁をたっぷりとたたえたステーキから、職人の腕の高さが窺えます。

 ウチモモは赤身ではあるのですがローストビーフやすき焼きにも使われるような、適度にサシが入った部位です。そのため、ワサビの辛さをきかせることで、牛肉の旨みが際立ち、後味爽やかにいただけます。

 続くこの日の2枚目はカメノコと呼ばれる、後ろ脚の付け根付近の部位です。ウチモモよりも弾力があり、赤身の旨みが感じられる部位なので、まずは塩やコショウなどシンプルな味付けでいただくのがおすすめです。

 この日の3枚目はシキンボと呼ばれる、後ろ脚のウチモモとソトモモの間にある部位です。牛一頭から少量しか取れない脂が少ない部位で、強い赤身のバターのようなうま味が感じられ、個人的には一番好きな部位でした。

 おかわりで登場したのは、ソトモモの赤身部分。こちらはウチモモ以上に脂がのっていて、霜降りステーキを食べているかのような満足感です! 食いしん坊な私も、おかわり1回、合計350グラムほどのステーキとハンバーグでお腹がパンパン。食べる人は500グラムほどのステーキを平らげるそうですよ。ちなみに付け合わせのタマネギサラダもおかわり自由!

 このほかランプやヒレ、リブロースなどもアラカルト(別途料金)でオーダー可能です。ランチでも高級部位が食べたくなったら、別途オーダーを。

 ステーキに合わせたくなるワインもグラス(550円~)で赤・白・スパークリング4種類、ボトル(5500円~)はスパークリングと白が各3種類、赤ワインが12種類ほど揃います。このほかビールやハイボール、焼酎、ウイスキーなどの各種アルコール、ソフトドリンクも豊富に揃います。

まとめ

 一般的な食べ放題店というよりは、その日のおいしいステーキの部位を食べ比べできる、カウンター鮨のおまかせコースのような楽しみ方ができるステーキ店でした!

(取材・文◎中森りほ)

●SHOP INFO

店名:銀座のステーキ恵比寿店

住:東京都渋谷区恵比寿南1丁目16-8恵比寿ホリックホテル 1F・2F
TEL: 03-3715-3478(受付時間11:00~22:00)
営:11:30~16:00 (最終入店14:00、L.O. 15:15)、17:30~23:00 (最終入店20:30、L.O. 21:45)
休:年末年始
https://www.ginzano.jp/steak/ebisu/