【検証】おでん化した「たべっ子どうぶつ」は美味しいのか? 気になる味を調査してきた

【検証】おでん化した「たべっ子どうぶつ」は美味しいのか? 気になる味を調査してきた
世界初のたべっ子どうぶつおでん | 食楽web

●調査内容:ロングセラー菓子「たべっ子どうぶつ」のおでんを調査。世界初のたべっ子どうぶつおでんの味を確かめに行ってきた

 ギンビスによるロングセラー菓子「たべっ子どうぶつ」は、ご存じの通り、どうぶつ型の一口サイズの薄焼きビスケット菓子。やさしいバター風味で、誕生から40年を超える、日本の定番菓子の一つですが、この度、「たべっ子どうぶつがおでんになった」というニュースが入ってきました!

 世界初となる“たべっ子どうぶつおでん”の味わい、果たしてどんなものなのでしょうか。他にも期間限定で食べられる、「たべっ子どうぶつ」の菓子以外のメニューについても調査してきました。

「たべっ子どうぶつ」なのに、看板商品がおでん!? 表参道にオープンしたポップアップショップ

1月9日まで限定で実施中の『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』
1月9日まで限定で実施中の『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』

「たべっ子どうぶつ」のおでんは、現在限定で表参道にオープンしている『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』というポップアップショップでいただけるとのこと。

 さっそくお店に向かいました。場所は表参道の裏通りにあるオシャレなエリアで、子どもの頃から親しみ深い「たべっ子どうぶつ」がこんな洗練された場所にあるとは、ちょっと意外でしたが、辿り着いたお店は、すでに行列ができていました。入場予約制ですが、お客さんたちの様子から、『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』に来たことの高揚感が伝わってきます。恐るべし、「たべっ子どうぶつ」人気!

 はやる気持ちを抑えつつ筆者も店内へ。店内はスタンドで食べられるエリアや映え写真が撮れるコーナーもあり、食べるも良し、撮るも良しと様々な楽しみ方ができます。ここで多くのお客さんがオーダーしているのが「おでんセット」(1320円)。『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』屈指の人気メニューであり、世界初となる「たべっ子どうぶつ」のおでん。その味は果たしてどんなものでしょうか。筆者もさっそくいただきます。

看板メニュー「おでんセット」1320円。焼き印がかわいい!
看板メニュー「おでんセット」1320円。焼き印がかわいい!

 まずは大根からいただきます。ねこの顔に箸を入れるのは少々気が引けますが、ここは遠慮なくグッといきます。箸ですっと切れるほどの硬さで、煮崩れするほど煮込まれているわけでもなく、かなり繊細に調理されていることがよくわかります。優しい出汁の風合いが大根に染みており、かなり本格的な味わいだと思いました。

 また、「らいおんくん焼き印つきかまぼこ」もきちんと弾力があり、こちらもまた本格派。さらに「うさぎさん焼き印つき餅巾着」もジューシーなお揚げの中に、柔らかいお餅がとろ~り詰まっており食べ応え抜群です。

 また、今回は「おでんセット」を注文したため、いただけませんでしたが、単品注文で「ひよこさん焼き印つきたまご」「わにさん焼き印つきはんぺん」などもあり、さらに多彩なおでんの味わいを楽しむことができそうです。

「ねこさん焼き印つき大根」(食楽web)
「ねこさん焼き印つき大根」(食楽web)

「たべっ子どうぶつ」ファンの方は絶対に無視できないおでんである一方、そうでない方も十分満足できるものだと思いました。

 きちんと出汁の旨みが効いており、それぞれのネタも専門店以上の味を楽しませてくれた「たべっ子どうぶつ」のおでん。やや高めの値付けではありますが、ポップアップショップの楽しさと合わせて考えれば十分満足できる味わいだと思いました。

 ちなみに、テイクアウトできる「おでん缶」(3300円)もあるので、自宅用として、はたまたお土産用としてゲットするのも良さそうです。

おでんだけじゃない!?「たべっ子どうぶつ」の世界観が投影された絶品メニューの数々

「中華まん」各450円 ※中華まんの絵柄は選ぶことができます
「中華まん」各450円 ※中華まんの絵柄は選ぶことができます

 さて、『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』では、他にも様々なメニューがありました。「たべっ子どうぶつ」に慣れ親しんだ全世代にも刺さるフードが盛りだくさん。特に気になったものを、追加でオーダーしてみました。

 まずは「中華まん」から。絵柄は全4種類ありワクワク感と、ホクホクの肉まんの味と合わせて楽しめる一品。各キャラクターがおでん鍋やおでん串を持っているのがまたかわいい!

「らいおんケーキ」990円
「らいおんケーキ」990円

 続いて、らいおんの顔が大きくデザインされたインパクト大の「らいおんケーキ」。あまりにかわいいビジュアルにフォークを刺すのが気が引けるほどですが、かたどられた黄色いチョコレートのパリッとした食感、背面にあるスポンジの風合いが絶妙にマッチしています。見た目のポップさだけでない本格スイーツの味わいです。イートインで1日限定25食なので、食べたい方は早めの時間帯に行くのが良さそうです。

「わらび餅ドリンク ほうじ茶ミルク」880円
「わらび餅ドリンク ほうじ茶ミルク」880円

 また、『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』はドリンクメニューも充実していますが、特に気になった「わらび餅ドリンク ほうじ茶ミルク」を注文してみました。わらび餅のツルツルとした食感がまず楽しく、ほうじ茶の苦さとわらび餅の甘さがマッチした贅沢な味わいでした。

 ちなみに、このドリンクには、生クリームとわにのクッキーがトッピングされており、このわにもおでんを持っているのに要注目です。「わらび餅ドリンク」は今回飲んだ「ほうじ茶ミルク」以外にも「きなこミルク」「抹茶ミルク」があります。おでんや中華まんの口直しにも良いはずなので、合わせてオーダーすると良いでしょう。

調査結果! おでんや様々なメニューの味わいと、たべっ子どうぶつの世界観を同時に楽しめる

 この他、『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』にはチョコバナナや、アフターヌーンティーのような豪華なスイーツセットもありました。「たべっ子どうぶつ」の世界観をさらに拡大し空間としての楽しさを表現しながら、様々な飲食メニューに転じた画期的なスポットだと思いました。

 1月9日までの限定オープンなのが残念にも思うほどですが、お子さんから大人まで全世代の方に楽しんでいただけるように思いました。
今回調査したおでんはもちろん、その他のメニューも味わいに『たべっ子どうぶつスタンドOmotesando』に行かれてみてはいかがでしょうか。それらの味と合わせて「たべっ子どうぶつ」の世界観にホッと温められることウケアイです。

(文・撮影◎長岡ユミ・松田義人)

●SHOP INFO

たべっ子どうぶつスタンドOmotesando内観

店名:たべっ子どうぶつスタンドOmotesando

期間:2023年1月9日(月・祝)まで
住:東京都渋谷区神宮前5丁目3-13 1F 複合的カルチャースペース「SPAGHETTI」
営:11:00-19:00
https://t.livepocket.jp/p/tabekko_omotesando
※入場予約制
※2022年12月28日(水)~2023年1月3日(火)休業