在日シンガポール人も絶賛! 神田・淡路町『松記鶏飯』の「シンガポール・チキンライス」は東京一うまい

しっとり柔らかな茹で鶏の「海南鶏飯」

『松記鶏飯』に入店すると、ジャスミンライスを炊いている香りが店中に立ち込めています。食べる前から胃袋を鷲掴みにされ、ほとんどの人が、合言葉のように「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」を注文します。

◯ 海南鶏飯とは?
「海南鶏飯」(通称チキンライス)は、中国の南に浮かぶ海南島からシンガポールや東南アジア諸国にもたらされた料理。日本のケチャップ味のチキンライスとは違い、茹で鶏とその茹で汁で炊いたジャスミンライスが載ったワンプレート。そこに各店の自慢のソースが付いてきます。調理法も食材もシンプルなだけに、店の味の優劣がハッキリわかると言われる料理です。

「海南鶏飯」(中)900円
「海南鶏飯」(中)900円

 こちらの「海南鶏飯」をいただいてみると、茹でた鶏肉がしっとりとした柔らかさで、赤(チリ)、黄(生姜)、黒(甘口醤油)の3つの特製ソースで味わえば、まさに異国の風味。さまざまなピリリ感で楽しい味変を堪能できます。

 また「鶏飯」は、米1粒1粒にしっかりと鶏の旨みとコクが深く染み渡っていて、3種のソースを絡めれば、もう自分の意思ではスプーンが止められなくなってしまうほど後を引きます。

特製ソースは生姜ソース、甘い醤油、チリの3つ。1つ1つ味わうのもいいのですが、3つを混ぜ合わせて使うと、よりチキンライスの味の深さを感じられます
特製ソースは生姜ソース、甘い醤油、チリの3つ。1つ1つ味わうのもいいのですが、3つを混ぜ合わせて使うと、よりチキンライスの味の深さを感じられます