ミシュラン獲得! 広島の名店『電光石火』が東京進出。噂の“3Dお好み焼き”を食べてきた

ミシュラン獲得! 広島の名店『電光石火』が東京進出! 噂の“3Dお好み焼き”を食べてきた
食楽web

 お好み焼きというと、ホットケーキのような形状をイメージすると思いますが、それを打ち破るビジュアルのお好み焼きが、東京駅一番街地下の『電光石火』にあります。ここは本場・広島のお好み焼き専門店。ミシュランガイド広島にも掲載された名店で、2017年3月に東京に初進出を果たしたばかり。

 とにかく、その形状が一風変わっているとの噂を聞いて、さっそく食べに行くことに。一体どんな形状なのか、事前にウェブで検索すると「3Dお好み焼き」「オムライスみたい」といったワードが散見されます。しかもかなりボリューミーとのこと。これは一食の価値あり! というわけで、取材に行ってきました。

 写真付き券売機で、一番ボリュームのある「ダンスナンバー」(1,600円)をセレクト。ちなみに、メニュー名にも特徴があり、例えば「人にやさしく」「キングオブルーキー」「夢」などがあります。音楽好きの人はお気づきでしょうが、これらは“ザ・ブルーハーツ”の曲名。オーナーがファンで、歌詞をイメージして考案したのだそうです。

 店員さんに「そばかうどん、どちらになさいますか?」と聞かれます。そうそう、広島のお好み焼きには麺が入っているのがデフォルトですよね。「そばでお願いします!」と答えてカウンター席へ。目の前は鉄板。調理シーンを間近で見ることができます。

まるでオムライス!? 卵で具材を包み込んでいる
まるでオムライス!? 卵で具材を包み込んでいる

 待つこと約20分。スタッフさんが目の前で焼いてくれたダンスナンバーが出てきます。見事に立体的!山盛りの青ネギがスゴイ!高さは8cmくらいはありそうです。これは確かに3Dと言っても誇張ではない感じです。

 肉・玉子は2倍、そこにそば、イカ天、白菜キムチ、チーズが。鉄板の上にのせたまま、ヘラでカットしていただきます。青ネギの山にヘラをあてると、新雪を踏んだときのようなムギュ! という感触。玉子の下にはそばがたっぷりです。

半分ほど食べすすめると、そばがたっぷり!
半分ほど食べすすめると、そばがたっぷり!

 すべての具材をオムライスのように包み込んだ玉子はフワフワ。とろけたチーズが全体を包み、マイルドな味にしています。白菜キムチは辛くなく、むしろ甘めで、青ネギとともにシャキッとした食感。肉は厚めでコクと甘みがあり、イカ天も柔らかくて香ばしい。旨みが全体に広がって、どこを切り取っても美味しい印象です。いろんな食材を同時に楽しめる、これがお好み焼きの醍醐味ですね。

 いや、噂に違わぬ美味しさに大満足して店を後にしました。ごちそうさまでした!

(取材・文◎松本壮平)

●SHOP INFO

電光石火・東京駅店

店名:電光石火・東京駅店

住:東京都千代田区丸の内1丁目9-1 東京駅一番街B1F
TEL:03-6268-0313
営:11:00~22:00(L.O 21:30)
休:なし
http://okonomiyaki-denko-sekka.com/