富山発の純米大吟醸酒「リンク 8888」の魅力とは? 富山県・東岩瀬の美食スポットを巡ってきた

1日1組限定のレストラン『カーヴ・ユノキ』で生酒を堪能

乾杯の音頭を取るのが、桝田酒造店の代表取締役社長である桝田隆一郎氏
乾杯の音頭を取るのが、桝田酒造店の代表取締役社長である桝田隆一郎氏

 最初に足を運んだのは、築100年の蔵を改造したフレンチレストラン『カーヴ・ユノキ』です。こちらは1日1組限定のために開かれるレストランで、使用される食材は地元富山のものを約9割ほど使用しているのだとか。お酒も富山にちなんだ銘柄をラインナップしています。

 今回は通常メニューではなく、プレスツアー用に特別に食事を用意してもらいました。合わせたお酒は、「満寿泉 純米大吟醸 生酒」。

生酒ならではの新鮮な香りと米の旨みが感じられる1杯
生酒ならではの新鮮な香りと米の旨みが感じられる1杯

 最初に提供された料理は、アオリイカのおき火焼き。アオリイカの旨みが日本酒の旨みを増幅させ、まさに最高の組み合わせです。もちろんこのアオリイカも富山産で、地元の食材を地元でいただくことの魅力をスタートから感じさせてくれました。

おき火とは、火勢が盛んで赤く熱した炭火のこと。ほぼ半生のアオリイカは火入れの仕方が絶妙だった
おき火とは、火勢が盛んで赤く熱した炭火のこと。ほぼ半生のアオリイカは火入れの仕方が絶妙だった

 続いて出てきたのは、メジマグロ。クロマグロの幼魚であるこの魚、筆者は初めて食べたのですが、ジューシーかつ脂が程よく乗っており、大トロや中トロとは違った良さがありました。味が強すぎないからこそ日本酒との相性も良く、やっぱり日本酒には魚だなと思いながら次のお店に向かいます。

普段、赤身の魚はほとんど口にしない筆者も、この脂の乗り具合には驚いた。シンプルな調理法だからこそ、魚のおいしさが際立っていた
普段、赤身の魚はほとんど口にしない筆者も、この脂の乗り具合には驚いた。シンプルな調理法だからこそ、魚のおいしさが際立っていた