虎屋茶寮でしか食べられない甘味を堪能
新店舗は地下1階と地上4階建てのガラス張りの外観。内装にも吉野のヒノキを使うなど木の温もりが感じられ、「とらや 東京ミッドタウン店」「とらや 京都一条店」「TORAYA TOKYO」を手がけた建築家の内藤廣氏による設計です。
そんな建物の3階には、製造場である「御用場(ごようば)」を併設した喫茶「虎屋菓寮」があります。同店で販売する生菓子や焼菓子は毎日この御用場で手作りされており、職人による菓子作りの様子が見られるのはここだけなのだそう。
虎屋菓寮では、甘味と食事メニューが用意されています。菓寮というと1人では入りにくいのかと思いきや、半個室のテーブル席やテラス席だけでなく、窓に面したカウンター席もあります。
赤坂店限定で提供される甘味は「あんみつ」「お汁粉」「残月」など。今回はあんみつを試食しました。
北海道産の小豆を使用した程よい甘さのこしあんこそ、ここ「とらや」の醍醐味。さらに、天草から作られた食感のいい寒天、栗本来の甘みが感じられる栗羊羹、寒天に甘みを加えた琥珀羹など、彩りの良さも同店のあんみつの魅力です。
ほかの虎屋菓寮でもあんみつは提供されているのですが、赤坂店では蜜に水飴を加えていないので、少しさっぱりした味わいになっています。