名門「カミュ」家に学ぶ、おしゃれで新しい「コニャック」の楽しみ方

食前酒、スイーツと一緒に……そのスタイルは無限大

 来場者を出迎えたのは、コニャック「カミュ ボルドリーVSOP」を冷えたトニックで割った「フレンチハイボール」。食前酒らしいさっぱりとした飲み口ながら、炭酸の泡と共にコニャックの芳しいアロマが立ちのぼり、何とも贅沢だ。続く、レモンジュースとショウガで心地よい刺激を加えたカクテル「コニャックサミット」も、爽やかながら奥行きのある飲み応え。

トニックと合わせれば、フィンガーフードにぴったりの食前酒にスイッチ。コニャックが秘める無限の可能性に触れる。
トニックと合わせれば、フィンガーフードにぴったりの食前酒にスイッチ。コニャックが秘める無限の可能性に触れる。

 コニャックをカクテルにする驚きと、そのおいしさに感動しつつ生まれた素朴な疑問。コニャックはストレートで飲むのが王道ではないのだろうか? ドゥゾジェ氏に聞いてみた。

「コニャックをストレートで味わうことは、音楽で言えばクラシック。でもカクテルなどで楽しむスタイルは言わばジャズのようなもの。たとえば『ボルドリーVSOP』とシャンパンを合わせると、コニャックの甘みとシャンパンの酸味が醸し出す素晴らしいハーモニーが楽しめるうえ、『VSOP』ならではのフローラルなスミレの香りも堪能できます。これこそ正に“マリアージュ”と呼べる味わい。今夜はぜひ、コニャックの楽しみ方は自由であり、ノーリミットだ、ということを堪能してください」。

カミュ家のX’masの様子を紹介しながら、コニャックのさまざまな楽しみ方を伝えてくれた、グローバルアンバサダーのフレデリック・ドゥゾジェ氏。
カミュ家のX’masの様子を紹介しながら、コニャックのさまざまな楽しみ方を伝えてくれた、グローバルアンバサダーのフレデリック・ドゥゾジェ氏。

 カミュ家の伝統にならって登場したのはコニャック地方に伝わるX’masのレシピ、教会でのミサの後に飲むという、ココアにコニャックを加えた「ボルドリーショコラ」や、紅茶とハチミツを効かせた「クリスマスグロッグ」。どちらも飲むと1年幸せに過ごせるという言い伝えがあるという。

温かい紅茶をベースに、シナモン&オレンジとコニャックの香りが優しく溶け合う「クリスマスグロッグ」は、スイーツとも相性ぴったり。
温かい紅茶をベースに、シナモン&オレンジとコニャックの香りが優しく溶け合う「クリスマスグロッグ」は、スイーツとも相性ぴったり。

 甘く洗練された味わいのカクテルは、大人のスイーツタイムと相性ぴったり。パーティーで食事を終え、ゆっくりと語らうひと時が極上のものになる予感が満載だ。

 次ページからは、パーティーに登場したカミュ家直伝のコニャック・カクテルレシピを紹介。今年の年末はコニャックでひと味違うスタイリッシュなパーティーを!