イタリアのクリスマスに欠かせない伝統菓子「パンドーロ」の楽しみ方

イタリアのクリスマスに欠かせない伝統菓子「パンドーロ」の華麗なる変身がすごすぎる!
食楽web

卵をたっぷり使い、独特の甘さとふんわり柔らかい生地が持ち味の焼き菓子パンドーロ。これが星になったり、ツリーになったり、粉まみれになったりと実に多芸なお菓子だって知っていましたか?

 12月に入ると、イタリアのスーパーマーケットでは「パネットーネ」と「パンドーロ」が山積みになるという。ともにナターレ(クリスマス)には欠かせない伝統菓子で、日本でも輸入食材を扱うショップなどで見かけるようになった。

 とはいえ、年々進化するクリスマスケーキや、近ごろお菓子コーナーを席巻しているドイツの「シュトーレン」に比べると色気がない。なにかと華やかなものに目を奪われがちなクリスマス。シンプルなパネットーネやパンドーロは本命に選ばれないのでは?と思っていたら余計なお世話だった。

 目黒にある「トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカ」では毎年この時期、自家製パンドーロとパネットーネが販売される。ドライフルーツたっぷりのパネットーネもいいが、シンプルでプレーンなパンドーロも捨てがたい。ちなみにイタリアでは毎年決まって2派に分かれてパネットーネvsパンドーロ投票のような小競り合いが繰り広げられるらしい。

 ところで、パンドーロにはパネットーネではできない楽しみ方があるという。一体、どんな楽しみ方があるのだろうか。さっそく、阿部之彦シェフに伝授していただくことに。