おしゃれなバーの棚に飾られていたり、はたまた海外旅行で免税店に行くと、酒のコーナーのいいところに陳列されていたりするブランデー「コニャック」。中でも「CAMUS(カミュ)」は日本でも広く知られている銘柄の一つです。
有名な一方で、ブランデーといえばガウンを着たお金持ちがシャム猫を抱いてグラスを回しているようなイメージが強く、あまり日常的に飲むイメージのないお酒でもあります。そこで、コニャックの特徴と飲み方を、改めてご紹介します。
コニャックとはそもそも、フランスにあるコニャック地方で作られているブランデーの一種。白ワインを蒸溜し、そのスピリッツを樽で熟成してつくられます。日本では、ストレートやロックがメジャーですが、海外では、カクテルベースで飲まれることも多い、実はとてもフランクに付き合えるお酒なんです。
今回カクテルベースとして紹介するコニャック「CAMUS(カミュ)」は、1863年に誕生した歴史あるコニャック。創業者のジャン=バチスト・カミュが同業者と創立して以来、5世代にわたって優れた品質のコニャックを造っています。
「CAMUS(カミュ)」にもいろいろな種類があり、フルーティーな果実香が特徴の「カミュ VSOPエレガンス」や塩味を感じる個性的なコニャック「イル・ド・レ ファインアイランド」、シングル・クリュ・コニャックの「カミュ ボルドリー VSOP」など。
カクテルのことはやはり、バーテンダーに聞くのが一番、ということで「カミュ グローバルブランドアンバサダー」のGEO(ジオ)氏にオリジナルカクテルの作り方や「CAMUS(カミュ)」の魅力を伺いました。
GEO氏は南米チリ出身。アルゼンチンを皮切りに、フランス、アムステルダム、ギリシャなど世界をめぐり、上海では「Bar of the year」を受賞。世界的に有名なバーテンダーなのです。
GEO氏によると「コニャックは、フルーツジュースなどで割ったり、ベルモットなどのお酒を足したり、または隠し味にシロップやスパイスを入れるのだってOK。アイデア次第で、多彩な味が楽しめますよ」とのこと。
GEO氏が作ってくれたのは、その名も「A NIGHT IN THE SEA」。「カミュ ボルドリー VSOP」をベースに、しぼりたて青りんごジュースとフレッシュレモンジュース、自家製クミン&バニラシロップ、卵白が入ったカクテルです。フルーティーな中に、クミンのスパイシーさが感じられる、まさに至極の一杯。
「コニャックはアルコール度数が高く香りも高いので、ストレートで飲むと、最初のフレーバーやアロマが時間が経つにつれて変わっていくのがいいところです。そして、カクテルにして飲みやすさを感じるのもいいと思いますよ」とGEO氏。
カミュは香りの高さ、プレミアム感、物語性などカクテルベースとしての魅力がいっぱい。次回、バーに行ったらぜひカミュのカクテルを頼んでみてください。新しいお酒の世界が広がること、間違いなしですよ。
●DATA
カミュ「CAMUS」
https://www.asahibeer.co.jp/enjoy/liquorworld/brand/camus/
価格:全てオープン価格