唯一無二の「オロチョン」をぜひ
唐辛子調味料「オロチョン」とは？
『ラーメン一番』に行く時間は、大体、閉店間際の深夜2時半くらい。18時半から翌3時まで営業しているので、私のような深夜族にとってありがたいお店です。
メニューは「一番ラーメン」（950円）、「チャーシュー麺」（1,000円）、「ラーメン」（750円）と3種類あり、それぞれ「正油味、塩味、味噌味」から選べます。トッピングは各種50円。チャーシュー好きの私は、夕方に行く時は5枚入る「チャーシュー麺」を食べますが、深夜の場合は少々ヘビーなので、チャーシュー3枚入りの「一番ラーメン」（並）を選びます。味は気分次第で変えるのですが、味噌の場合、カスタムオーダーとして「ニンニク、バター、コーン抜き、小辛」と言ってお願いします。
ニンニクとバターは、味噌味にぴったり合うのでオススメです。また「コーン抜き」というのは、単に私がコーンを好きではないと言うだけの理由ですのでお気になさらず。
大食漢の私が麺量の「並」（1玉）を選ぶのは、こちらの1玉が180gもあるからです。通常のお店は「普通盛り」で130g程度ですから、大盛りに相当すると思います。ちなみにここの「中盛り」は1.5玉（プラス100円）、「大盛り」は1.8玉（プラス200円）ですので、気を付けてください（笑）
「小辛」というのは、こちらのオリジナルの「オロチョン」と言う唐辛子ベースのオリジナル調味料の配合量のことです。ちなみに辛さの段階は「小、中、大、激」の4段階です。「小辛」はさほど辛くありませんし、旨みが増すので、辛いのが苦手な人にもオススメします。
こちらのラーメンの特徴は、さっきお話したように、まずは盛りの良さです。お店のある練馬区・小竹向原界隈は大学が複数あり、とくに下宿生が多いエリア。そんな学生さんたちにたくさん食べてもらいたいという思いもあって、創業当時から量が多いと聞いています。
ベースのスープはとんこつ。豚の骨、鶏肉、野菜をコトコトと長時間、寸胴で炊いて作っていて、そこに、正油味は肉野菜類をじっくり煮たタレ、塩味は鳥系のパイタンスープにスパイスを効かせたタレ、味噌味は赤味噌に数種類の味噌をあわせた特製味噌タレのカエシ、をそれぞれ合わせて作っているそうです。どれも美味しいんですが、とくに味噌は複雑な深みがあって、スープ1滴も残したくないほど絶品です。
そして何より私が外せないのが「オロチョン」なんです。このオリジナル唐辛子調味料は、初代のお父さんが創業当初に考案したもの。何をどう配合しているか、絶対に教えてはくれませんが、私が知っている限り『ラーメン一番』の「オロチョン」を超える旨い辛味調味料はありません。34年前に作られたのですが、いつ食べても新鮮な味わいで、キリッと切れ味するどく、爽やかで、スキッと洗練されている……というか、すいません。言葉ではうまく言えないほど旨いので、ぜひ食べてください（笑）
