旨い店はタクシー運転手に訊け! 餡がぎゅうぎゅう詰めの絶品餃子店『南湖』

旨い店はタクシー運転手に訊け! 餡がぎゅうぎゅう詰めの絶品餃子店『南湖』
食楽web

一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう「東京B級グルメ案内」。今回は、荒川さんが餃子を食べたくなると友人たちを誘って予約すると言う東京・江古田の『南湖(なんこ)』へ。さっそく道案内をお願いしましょう。

夏になると無性に餃子が食べたくなりませんか?

 最近、タクシーで走っていると、「ビール、キンキンに冷えています」「冷やし中華始めました」「かき氷やっています」などの貼り紙を目にすることが多くなりました。まだ5月だというのに“夏感”が街にあふれ出していますね。会社勤めの皆さんの帰宅時間が少し遅くなるのに加え、梅雨になるとタクシー運転手はさらに大忙しになります。少しパワーをつけておかないと、と思う今日この頃です。

 この時期になると私は決まって、無性に餃子が食べたくなります。乗務日にニンニクを食べるのはご法度なので、休みの日に自分で作ったりもしますが、やはり「最高に旨い餃子を食べたい」と思う時は専門店に行きます。あらかじめ仲間を誘って訪店するのは、決まって東京・江古田の『南湖』さんです。江古田駅から徒歩1分の場所にあるので集まりやすいんです。

友人たちと食べる時は「手造焼餃子」(5ヶ)450円を3皿分
友人たちと食べる時は「手造焼餃子」(5ヶ)450円を3皿分
こちらも「水餃子」(5ヶ)500円を3皿分。味付けはみんなも大好きな特製ラー油で
こちらも「水餃子」(5ヶ)500円を3皿分。味付けはみんなも大好きな特製ラー油で

 なぜ一人で行かないのかって? 確かに、カウンターでビールと餃子をつまむという“孤独のグルメ”方式もいいものですが、じつは私、お酒はあまり飲まない方でして、餃子のお伴は必ず白米なんです。『南湖』さんには「餃子定食」(ライス、みそ汁、御新香付き)680円があります。もちろんこれを注文しますが、一人だとものの10分で食べ終わってしまって、せっかくの餃子時間を満喫できません。

 そこで大勢で行くことにしているんです。焼餃子、水餃子、その他の創作系餃子などを大量注文し、みんながビールや日本酒のアテに餃子を頬張っているのを見ながら、私も負けじと丼片手に餃子を心ゆくまで食べ尽くす。これがいいんです。夏の楽しみの1つですね。では、その南湖さんの絶品餃子をご紹介しましょう。