寒い日は肉まんがウマい! 職人が皮も肉餡も店で手作りする東京の「絶品肉まん」BEST3

全国から注文殺到! 吉祥寺の名店『篭蔵』

『篭蔵』の肉まん
『篭蔵』の肉まん

 吉祥寺で“手作り肉まん”と言えば、なんといっても『篭蔵』をハズすことはできません。同じく吉祥寺の有名店『らーめん一圓』で、40年ほど前に出した餃子が評判を呼び、餃子と肉まんの専門店としてオープンしたのがこのお店。以来、餃子とともに肉まんが大人気になり、今では全国から注文が殺到する人気店に。

 店の前を通りかかると、ご主人・有本智次さんやスタッフさんたちが粉にまみれながら肉まんや餃子を手作りしている様子をガラス越しに見ることができます。訊けば、「機械で作ると美味しくできない」と、すべて手作業で1日300個の肉まんを手作りしているそう。

「生地を練って発酵させ、手でのばして餡を包んで蒸す。この作業を1~2人でやっているので、肉まんは1日4回、全部で300個しか作れないんですよ」(有本さん)

肉まんの生地をこねる有本さん
肉まんの生地をこねる有本さん

 有本さん自慢の「大きな肉まん」(300円)は1個あたり180gとずっしり重く、割ってみれば、もっちり分厚い生地が印象的。ただ皮が厚いだけの肉まんとは一線を画す「これ絶対ウマいやつだ」と確信できるビジュアルです。

『篭蔵』の「大きい肉まん」300円
『篭蔵』の「大きい肉まん」300円

 この分厚い皮が、食べてみると弾力があってふかふか。噛むほどにほんのりした甘みが伝わってきて実に美味。この皮を食べているだけでもかなり幸せなのですが、さらに肉餡に届くと、丹念にまとめ上げられた筍、椎茸、ネギ、豚のひき肉の旨味がぎゅっと感じられて最高です。

 有本さんに『篭蔵』の「肉まん」を美味しく食べる秘訣を聞くと、「やはり蒸し器で蒸すのが1番美味しいですね。電子レンジは味も食感も変わってしまうので、できればやめて欲しいです」ときっぱり。肉まんの最大の魅力は皮の食感と味。少し面倒でも蒸していただくことをオススメします。

●SHOP INFO

店名:篭蔵

住:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-21-10
TEL:0422-22-8850