東京から1時間で行ける酒場天国・八王子で寄りたい「ノスタルジック酒場」3選

レトロな雰囲気の中にセンスを感じる手作り酒場『中町食堂』

手前はクミンが香る「大人のラムメンチカツ」、奥は「サバ味噌ポテサラ」。ラムと赤ワインが合う!
手前はクミンが香る「大人のラムメンチカツ」、奥は「サバ味噌ポテサラ」。ラムと赤ワインが合う!

 安くて旨くて、飾らない。『広小路』と『天竜』に通じるそんなキーワードを、少し今風に提案するのが『中町食堂』です。かつて駄菓子店だったというレトロな木造建築の雰囲気はそのままに、和洋中、ときにエスニックのニュアンスも加えた気の利いた料理と、クラフトビールや自然派ワインが楽しめます。

「えびの塩辛」と「山椒香る枝豆」、「イナヅマビール 東京smooth2020」。
「えびの塩辛」と「山椒香る枝豆」、「イナヅマビール 東京smooth2020」

 コンセプトは“手作り”。調味料やドレッシングにもひと手間かけた料理は、サク飲み向けのつまみからボリューミーなメイン、〆のご飯やデザートまで揃います。系列の醸造所「イナヅマビール」をはじめ、クラフトビールは9種前後、自然派ワインもグラスで13種前後と豊富。

寛いだ雰囲気の2階の座敷席。こじゃれた古民家バル風の1階とのギャップもおもしろい。学生から会社員まで幅広い客層も特徴的です
寛いだ雰囲気の2階の座敷席。こじゃれた古民家バル風の1階とのギャップもおもしろい。学生から会社員まで幅広い客層も特徴的です

 2階には、昭和感満載のちゃぶ台席があり、しばらく足を崩し呑み交わせば、終電の時間を忘れるほど話が弾むこと間違いなしですのでご注意を。

●SHOP INFO

中町食堂

住:東京都八王子市中町2-15

(文◎唐澤理恵 撮影◎大谷次郎)

※当記事は『食楽』2020年春号の記事を再構成したものです