からあげ専門店『から好し』は実はお蕎麦がウマい!? ニンニク&野菜増し盛り「好し郎蕎麦」の魅力とは?

『から好し』の「つけ汁蕎麦」はガッツリ系

『から好し』のイートインメニュー
『から好し』のイートインメニュー

『から好し』に入店すると、メニューに蕎麦メニューがドーンと載っていました。種類は、「もりそば」、「鶏つけ汁そば」、「好し郎そば」の3つ。蕎麦自体は知人が言っていたように“石臼挽き”との表記があります。

 そして、知人イチオシの「好し郎そば」とは、蕎麦の上にたっぷりの野菜炒めとニンニクチップが載って、熱々のつけ汁につけて食べる、いわゆる“つけ蕎麦”。写真で見ると、まるで二郎系ラーメンのようなビジュアルです。

 今回は、その「好し郎そば」に、から揚げ2個と味玉が付いた「好し郎蕎麦 野菜増し盛りつけ汁蕎麦(から揚げ・味玉付き)」(1000円)を注文してみました。

「好し郎蕎麦 野菜増し盛りつけ汁蕎麦(から揚げ・味玉付き)」1000円
「好し郎蕎麦 野菜増し盛りつけ汁蕎麦(から揚げ・味玉付き)」1000円

 運ばれてきた蕎麦は、メニュー写真に偽りなし。山盛りの野菜と、その下に田舎そばのように色が黒くて太めの蕎麦がたっぷり。さらに『から好し』の看板商品である巨大な「ももから揚げ」2個と、味玉1個がトッピングされています。

 一瞬、これ全部食べ切れるのかな、と不安になるほど盛り盛りですが、いざ食べ始めると、これが不思議とスルスルと食べられるのです。

石臼で挽いた蕎麦粉を使っている『から好し』の蕎麦
石臼で挽いた蕎麦粉を使っている『から好し』の蕎麦

 野菜のキャベツともやしは火を通し過ぎておらずシャキッとしています。つけ汁は、鶏出汁ベースの醤油味。柚子の香りもします。意外とあっさりしているので、蕎麦の上の大量のガーリックチップをつけ汁に入れるとコクが増してオススメです。

つけ汁は、鶏出汁ベース。一緒にラー油も供されるので味変も楽しい
つけ汁は、鶏出汁ベース。一緒にラー油も供されるので味変も楽しい

 キャベツやもやしのシャキシャキ感、蕎麦のコシと香り。つけ汁の柚子の香りも心地よく、勢いよく箸が進みます。途中でから揚げをほおばり、はたまた味玉をかじったりしつつ、セットで供されるラー油を垂らすと、ピリリと味が引き締まり、これまた美味しい。まるで“大人のお子様ランチ”のような気分で楽しい!

まとめ

から好しの看板商品「ももから揚げ」をつけ汁に浸して食べても旨い!
から好しの看板商品「ももから揚げ」をつけ汁に浸して食べても旨い!

 から揚げ専門店でなぜ蕎麦が人気なのか? 最初は不思議でしたが、食べてみてその理由がよくわかりました。

 シンプルに蕎麦が本格的で美味しいし、盛りが良いのにクドくなく、ペロッと食べられる。そして何より、看板メニューのから揚げを蕎麦や野菜などのヘルシー感のある食べ物と一緒に食べることで、「揚げ物をガッツリ食べている」という背徳感がないのもイイですね。実際、栄養バランスもからあげとご飯だけより良いですしね。

 というわけで、『から好し』の隠れ人気メニュー「好し郎そば」、未体験の人はぜひお試しあれ。美味しいですよ。

(撮影・文◎土原亜子)