東京都庁にある物産店『TOKYO GIFTS 62』で超優秀な東京生まれの調味料を買ってみた

醤油だけでご飯が止まらない!「キッコーゴ醤油」(東京あきるの市)

左は「丸大豆しょうゆ」(360ml/298円)、右は「五郎兵衛しょうゆ」(360ml/519円)
左は「丸大豆しょうゆ」(360ml/298円)、右は「五郎兵衛しょうゆ」(360ml/519円)

 この「キッコーゴ」という屋号のついた醤油は、都内で唯一の醤油工場を持つ『近藤醸造』の商品です。解説によると、同社は明治41(1908)年に近藤五郎兵衛氏が創業。その“五”をとって「キッコーゴ」という商標にしたそうです。ちなみに醤油の大手メーカーの「キッコーマン」は、大正6(1917)年に創業しているので、「キッコーゴ」のほうが歴史的には古いんです。

 工場があるのは、東京多摩の秋川渓谷の入り口。緑豊かな地の澄んだ空気と美味しい水が醤油作りに適した地で、今も代々伝わる桶を使い、昔ながらの手法で無添加の醤油を醸造しているそうです。

いつものTKGも風味がグッとアップし、旨みも濃くなります
いつものTKGも風味がグッとアップし、旨みも濃くなります

「丸大豆しょうゆ」は、国産大豆と小麦を使用し、1年かけて発酵熟成させたこいくち醤油で、まさに万能選手。もう一つの「五郎兵衛しょうゆ」は、前者に比べて旨み成分を3割多く含んだ醤油で、刺身のつけ醤油・かけ醤油に使うのがオススメ。

 とりわけ「五郎兵衛しょうゆ」は、尖った感じがなく、とてもまろやか。卵かけごはんに使っただけでもその味わい深さがよくわかります。ちなみに、『近藤醸造』には直売所もあって、「醤油ジェラート」が名物だとか。こちらも、ぜひ行って味わいってみたいですね。