プロの食ライターに聞いた絶品「お雑煮」レシピ8選

「ばあばが作る海老の雑煮」(富山県)

 富山県で旅館を営んでいた義母の実家では、薄口しょうゆと砂糖で煮た頭付きの海老を入れたお雑煮がお正月のごちそう。海老の煮汁をかえしに使い、昆布とカツオの出汁で割って作る“汁”が主役のお雑煮です。

 繊細な口当たりでありながら、海老の旨みと甘みがギュッと凝縮された贅沢な味わい。爽やかな柚子の皮をたっぷり入れると最高です。これを食べないと一年が始まりません!(ライター・亀井亜衣子)

材料(4人分)

・昆布とカツオの出汁……800ml
・鶏もも肉……80g
・塩……適量
・餅……好きなだけ
・柚子・三つ葉……好みの量

A
・有頭海老(赤海老など)……4尾
・薄口しょうゆ・みりん・酒……各1カップ
・砂糖……適量(甘めに煮るため多めに入れる)

作り方

1.昆布とカツオで出汁を取っておく

2.別の鍋にAの材料を入れ、海老に火を通す(アクを取りつつ、沸騰させないように煮るときれいな仕上がりになる)

31の中に小さくカットした鶏もも肉を入れて煮る。肉に火が通ったら、お餅を入れて温めておく

4.全ての具材に火が通ったら、お椀に出汁と海老の煮汁を合わせ、具材と柚子、三つ葉を盛り付けたら完成。※濃い味派なら煮汁を多めに、薄味派なら少なめに調整しましょう