昆虫食入門として試したい！ 世界初の「コオロギビール」が渋谷パルコに登場

コオロギビールは一体どんな味わいなのか？

　ビールとコオロギ、果たして合うんでしょうか？ 味も見た目も全く想像できませんが、造りは本格的です。ホップの生産量日本一の岩手県遠野市にある『遠野醸造』と、昆虫食の魅力を探求する昆虫食レストラン『ANTCICADA（アントシカダ）』（東京・日本橋）がタッグを組んだ世界初のクラフトビール（ダークエール）なのです。

　使用素材は、フタホシコオロギ（福島県産）、麦芽、ホップ、酵母。福島県産のコオロギって何？　どこかの畑で採ってきたやつですか？　と思いそうですが、実は福島県にある「太陽グリーンエナジー株式会社」のファームで育てられたフタホシコオロギを使用しているのだとか。

　コオロギたちは、室温・湿度管理を徹底した最適な環境下で育てられるそうです。収穫後は丁寧な洗浄と熱処理が加えられ、安心安全に食べられる状態に。食品としても丁寧に作られています。さらに、エサは社食のロスで出る野菜などが主で、エコロジーな点も特徴です。

　では、肝心の味はというと、コーヒー、カカオ、カモミールのような香りが先行し、口に含むと苦味とコク、キャラメルの香りが楽しめるとのこと。しっかりとしたスタウトらしい味わいの後に、炒ったコオロギとモルトの香ばしさと旨味が余韻となって続くそうです。

　おつまみは、ビターチョコやコーヒーナッツ、ドライフルーツ等が相性良し。考えるな、感じろ。そんな心持ちでまずは一口お試しを。