千葉在住ライターが、東京の友人に自慢したい、“ピーナッツだけじゃない”県内のおいしいものを気ままに紹介。房総を拠点にした「食」にまつわるあらゆるものを見つめた、飲んで・食べて・知る千葉の風土&food記です。
年末年始、自宅でも楽しめる「merle」の自家製調味料&フレンチおせち。
(千葉県大網白里市)
![“街の食堂”を目指す気鋭のフレンチレストラン「merle」〈後編〉【房総food記11】](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle01.jpg)
前編に引き続き、今回も外房・大網の洋食&フレンチレストラン「merle」のお話です。
実は、2016年8月にレストランとしてオープンする前は、山中学オーナーシェフの実家である精肉店の一角で、フレンチの惣菜店として営業をしていました。そのため、今でも店頭では自家製の調味料やドレッシング、ソースなどを販売しています(ちなみに名物の「メンチカツ」もテイクアウトが可能)。
例えば、瓶詰め調味料の一つ、「ピカン」(下写真左端)は“食べるラー油”的に使えるチリオイル。クローブや山椒などのスパイスを唐辛子と一緒にオイルに漬け込み、アクセントに塩レモンを効かせています。「これからの季節は、鍋物のつけダレとして使うのもオススメ」と、おいしいヒントを教えてもらいました。
また、同じく瓶詰め調味料の「タプナード」(下写真中央)は、オリーブ・アンチョビ・ニンニクをペースト状にした南フランスのソースで、これから旬を迎える焼いた鱈などにつけて食べると秀逸だとか。スティック野菜のディップとしても使えるので、年末のホームパーティーなどで活躍しそうですね。
そして、毎年9月中旬ごろから受付を開始するオリジナルおせちも外せません! ディナータイムの人気メニュー「豚モツのトマト煮」など、手の込んだフレンチ惣菜がぎっしり詰まった2段重ねは、“ワインやお酒に合うおせち”という素晴らしすぎるコンセプト。毎年販売されているので、興味のある方はぜひ一度お試しを(保存料不使用のため関東地方のみ発送可能)。
とにかくワインをおいしく楽しく飲ませてくれる「merle」の味付け。自宅でも手軽に味わえるこれらの商品は、これからの季節、特に大活躍しそうです。
![店でテイクアウトできる自家製調味料の一例。瓶詰め調味料(各80g入り)やドレッシング(各180g入り)などが揃う。ドレッシングの「トマト」(左端)は和風ベースで、カツオの刺身やカルパッチョなどに◎。その隣の「ハニー」は甘みがあるので、蒸し鶏や魚介のマリネなどにどうぞ。](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle02.jpg)
![同業のシェフ仲間にもファンが多いという自家製の「粒マスタード」。塩・ビネガー・マスタードシードのみで作るシンプルな味わいで、数日寝かせて甘みを引き出し、味をなじませる。プチプチ弾ける食感がたまらない。こちらも瓶詰め調味料として販売中。](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle03.jpg)
![オリジナルのソースは、「大人のミートソース」(左:300g)と「merleのカレー」(右:280g)の2種類。各2人前。冷蔵庫で1週間、冷凍すれば1ヶ月ほど保存できる。たとえ忙しくてもおいしいものを食べたい時に、時短&ご褒美アイテムとしてストックしておくのも良さそう。](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle04.jpg)
![後日、自宅で早速「大人のミートソース」を試食。赤ワインをたっぷり使った贅沢な味わいで、お肉もゴロゴロ、粗く潰したトマトも果肉感と酸味がしっかり生きている。当然、赤ワインに合うお味。パスタソースとしてだけでなく、野菜に載せてローストしたりと、色々アレンジして使えるのが嬉しい。](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle05.jpg)
![「merle」の店舗は、かつてジャズバーだった場所を居抜きで使用。ステージだった場所には、テイクアウト商品などが並ぶショーケースを設置。「スポットライトが当たるのでちょうどいいんです」と微笑む奥様の亜美さん。商品だけを買いに来店するのも可能だ。](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2017/11/20171120-merle06.jpg)