今年も「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」がやってくる<後編>【房総food記】

千葉在住ライターが、東京の友人に自慢したい、“ピーナッツだけじゃない”県内のおいしいものを気ままに紹介。
房総を拠点にした「食」にまつわるあらゆるものを見つめた、飲んで・食べて・知る千葉の風土&food記です。

「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」で
“房総フード”を食べまくり。

(千葉県佐倉市)

案内板に至るまで、会場の全てが愛らしくデザインされた「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」。
案内板に至るまで、会場の全てが愛らしくデザインされた「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」。 | 食楽web

 前編でご紹介した千葉県佐倉市のクラフトフェア「にわのわ アート&クラフトフェア・チバ」。後編は現地レポートをお届けします。

 今年は6月3日(土)・4日(日)に行われ、両日とも晴天に恵まれました。梅雨入り前で天候が不安定なことも多い時季ながら、2012年の開始以来、一度も雨天で中止になったことがないとか。その強力な“晴れパワー”には、有り難さまで感じます。

 今回の目的は、県内各地の人気飲食店38軒が出店する“房総フード”の屋台を存分に堪能すること。実行委員長のサカモトトモコさんのアドバイス(前編参照)に従い、売り切れに泣くことがないように、午前10時の入場開始早々に会場に到着しました。

 まず向かったのが「さくらカフェ」。今年からスタートした屋台で、会場の地元・佐倉市の飲食店が出店しています。今回は京成佐倉駅前の人気イタリアン「トラットリア・ノーチェ」が登場。地元出身の若き店主が腕をふるうパスタやイタリアのビールなど、思わず頬も財布の紐もゆるむラインアップから、「千葉県産小ハマグリと産直空豆のピューレソースの冷製パスタ」と「自家製サングリア」を注文。芝生広場に設けられたテーブル席で、早速いただきます。

旨味たっぷりの小ハマグリがどっさり盛られ、ニンニクが程よく効いた空豆のソースがモチモチの太麺パスタによく絡む。果実がたっぷり入ったサングリアとともにあっという間に完食(ともに「さくらカフェ」)。
旨味たっぷりの小ハマグリがどっさり盛られ、ニンニクが程よく効いた空豆のソースがモチモチの太麺パスタによく絡む。果実がたっぷり入ったサングリアとともにあっという間に完食(ともに「さくらカフェ」)。

 友人たちと合流した後は、レジャーシートを広げ、「さくらカフェ」のシャンパーニュで乾杯します。青空の下、午前中から飲むお酒って、どうしてこんなに美味しいのでしょうか?

 その後も、千葉市のクラフトビアバー「ビアオクロック」が提供する房総のクラフトビールや自家製スモーク盛り合わせで立て続けに杯を重ね、フードデザイナーのモコメシさんお手製のインドの揚げ物“サモサ”の熱々を頬張り、食欲のおもむくままに昼酒を堪能しました。やはり数人で行くと、色々なお店のメニューをシェアできるのが楽しいですね。

 ちなみに、正午前にはすでに完売となったお店もあったので、フード狙いの方は、午前中から行くことを強くお勧めします。

我慢できずに一気に半分あおった「さくらカフェ」の贅沢こぼれシャンパーニュ。すり切りいっぱい並々注がれるのが嬉しい。
我慢できずに一気に半分あおった「さくらカフェ」の贅沢こぼれシャンパーニュ。すり切れいっぱい並々注がれるのが嬉しい。
写真下がモコメシさんのサモサ(ジャガイモ&グリーンピース入りのプレーン、ピリ辛のラム&ミントの2種類)。「ビアオクロック」は、自家製スモーク盛り合わせや千葉県産ホンビノス貝のポルトガル風煮込みなど、クラフトビールのおつまみが秀逸。
写真下がモコメシさんのサモサ(ジャガイモ&グリーンピース入りのプレーン、ピリ辛のラム&ミントの2種類)。「ビアオクロック」は、自家製スモーク盛り合わせや千葉県産ホンビノス貝のポルトガル風煮込みなど、クラフトビールのおつまみが秀逸。