ローソンは“若返り&やせ飯”の宝庫! “神やせダイエット”の石本哲郎が教えるコンビニダイエットの法則とは?

若返りやせ飯のレベルを上げるスーパーフードとは?

 たんぱく質補給に手っ取り早いのはサラダチキンですが、同時に若返りも狙いたいなら「納豆」がおすすめです。発酵食品である納豆は抗酸化力が高く、腸内環境を整え、たんぱく質もちょい足しできるなど、健康や美肌へのメリットが大きいのが魅力。まさに“若返りやせ飯のスーパーフード”といえる納豆ですが、苦手な方も多いですよね。そこで激押ししたいのが「におい少なめやわらか納豆」です。

納豆が苦手でも食べやすい「におい少なめやわらか納豆」
納豆が苦手でも食べやすい「におい少なめやわらか納豆」

 においが少なく、糸引きもあっさりした納豆で、納豆が嫌いでも「これだけは唯一食べられる!」という方も多数。強烈にクサイほうが効果が高そうと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。単純にニオイがしにくい大豆を厳選して使用しているだけ。納豆の性能としてはなんら変わらないので、苦手な方もぜひ挑戦してみてください。食事のバリエーションに納豆が加わるだけで、若返りやせ飯のレベルも格段に上がりますよ!

「からあげクン」を食べるなら、他はガチ飯に

 コンビニに行くとついつい食べたくなるレジ前の誘惑。「これも食べたい!」と急遽、ホットスナックを追加しちゃうなんて方も多いのではないでしょうか? 

 ホットスナックを食べること自体に問題ないのですが、やはり計画性が大事。例えば、ローソンで一番人気のホットスナック「からあげクン」。

不動の人気のホットスナック「からあげクン レギュラー」
不動の人気のホットスナック「からあげクン レギュラー」

「からあげクン レギュラー」は 226kcalでたんぱく質が14.4g摂れるので、たんぱく質源としてメニューに組み込むのはあり。ただ、脂質が15.4gと高めで、食物繊維は0.5gしか摂れないため、組み合わせるメニューでは脂質を極力削り、食物繊維の摂れる“もち麦おにぎり”にするなどの工夫が必要です。ここで脂質の高いシーチキンマヨのおにぎりを足してしまうのは、愚の骨頂。「からあげクン」が食べた~いという甘えが出たら、他はガチ飯を追加しましょう!

 例えば、からあげクンにもち麦おにぎり、おつまみコーナーを一品(例:さきいか、たこぶつ、ちくや、カニカマなど)を足す。おつまみは脂質が少なく、たんぱく質が足せるので重宝しますよ。

意外に低カロリーで組み合わせ自在な「肉まん・あんまん」

 寒い季節に食べたくなるのが「肉まん」や「あんまん」ですが、これらも食べてOK! なぜなら、どれも栄養的に中途半端でカロリーも200kcal前後しかないため、組み合わせ次第でどうとでもなります。

「肉の旨みあふれる ジューシー肉まん」
「肉の旨みあふれる ジューシー肉まん」

 例えば普通の肉まんはたんぱく質8.1g、脂質6.3gで206kcal。これを食べても女性は300kcal、男性は500kcalまで余力があるので、いろいろ追加することができます。サラダチキンや豆乳はもちろん、前出の「ちょい」シリーズのパスタだっていけちゃいます。あんまん、カレーまん、ピザまんなども大体似たような栄養成分なので、どれを食べても問題ないですね。ただ、「特選肉まん」などビッグサイズのものは300kcal前後と若干カロリーが高めになるため、組み合わせるものでうまく調整しましょう。

ほくほくと温かく、肉汁あふれる肉まんはこれからの季節に食べたい一品!
ほくほくと温かく、肉汁あふれる肉まんはこれからの季節に食べたい一品!

 ちなみに、肉まんとあんまんを両方食べたとしても、たんぱく質13.9g、脂質7.7gで401kcal。女性ならこれにサラダチキンスティックを足すだけで、何気にPFCバランスの良い食事になります。

まとめ・結論

 コンビニは、他の外食と異なり、多彩なメニューを自由自在に組み合わせられるのが強み。1食あたり、女性はたんぱく質20~30gで500kcal、男性はたんぱく質30~40gで700kcalを目安に組み合わせましょう。主食ではおにぎりならもち麦入り、パンならブランパンが食物繊維も摂れて優秀です。たんぱく質摂取には、サイズもフレーバーも豊富に揃うサラダチキンが手軽で便利。ただ、肉の部位や皮の有無などで若干性能も変わってくるため、原材料や栄養成分表示は必ずチェックしましょう!

魅惑のホットスナックコーナー
魅惑のホットスナックコーナー

「からあげクン」などのホットスナックも食べてOKですが、脂質の高い揚げ物を食べるなら、他は脂質の低いメニューにするなどの工夫を。全商品ガチのメニューにする必要はないけれど、どうしても食べたいものを1つ決めたら、それ以外はできるだけ意識して組み合わせることで「若返りやせ飯」の性能も飛躍的にアップします。特に「若返り」という点を重視するなら、納豆を積極的に取り入れましょう。

 たんぱく質量とカロリーの基本ルールをベースに、発酵食品や食物繊維、ビタミンミネラルなどの栄養をプラスαで追加していくと、ダイエットにもアンチエイジングにも役立つコンビニランチが完成しますよ。

(語り◎石本哲郎、インタビュー・撮影◎酒詰明子)

●プロフィール

石本哲郎

女性専門のパーソナルトレーナー。東京や神奈川にて、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを数店舗運営。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドについての豊富な知識と、自ら意図的に太ってやせる「減量」実験の成果から編み出した独自のメソッドで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導く。ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」には定評がある。代表作『神やせ7日間ダイエット』などを含め著書累計20万部を超える。

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