サウナ激戦区・錦糸町でサウナ帰りに立ち寄りたい「サ飯」の名店4選

賄いから生まれた絶品「排骨カレーチャーハン」｜『生駒』

　錦糸町で50年以上愛される台湾料理の老舗『生駒』。2023年3月に菊川駅の近くへ移転し、現在は『緑町 生駒』として営業をしています。

　この店の一番人気のメニューが賄いから誕生したという「排骨カレーチャーハン」。いわゆるドライカレーではなく、チャーハンにカレーをかけた合い盛りタイプの一皿です。

　カレー味のチャーハンにたっぷりかかったカレールーは鶏、豚、煮干し、野菜などでとったダシスープをベースに作ったもの。そこにカレー粉入りのタレで下味をつけたパーコー肉（豚のスペアリブ）がどーんと鎮座。ビジュアルからしてウマそうですが、食べてみるとそれは確信に変わります。

　チャーハン、カレー、豚肉から押し寄せるそれぞれの旨みが口内で三位一体となり、食べる手が止まらなくなるウマさ。このほか、「麻婆豆腐」や「朝天スペアリブ」、「皿パンチ（皿台湾）」など、メニューは多彩。サウナでゆったりリフレッシュした後にぜひお試しあれ。

　ラーメン屋『錦糸町中華そばさん式』。2022年6月11日にオープンしたお店で、店主は、文京区本郷三丁目に店を構える実力店『麺屋 ねむ瑠』で腕を磨いたラーメン職人です。

　こちらでは「中華そば」、「烏賊背脂煮干中華そば」の2種類の麺メニューを軸に、そのバリエーション（味玉入り、ばら海苔のせ、チャーシューのせ、全部のせ等）などを提供。

　店主のこだわりが随所に散りばめられた「中華そば」は、動物系（鶏・豚）、魚介（2種類の煮干し・3種類の節）、香味野菜等の素材を巧みに活かした絶品。一方の「烏賊背脂煮干中華そば」は、烏賊の香ばしい風味が口中で炸裂する魅惑の一杯です。

　錦糸町に颯爽と登場した、新時代を担う一杯が楽しめる『錦糸町中華そばさん式』。ぜひサウナ終わりに堪能してみては？

　珍しいエジプト料理の専門店が錦糸町にある『コシャリ専門 コシャリ屋コーピー』。店名の通り、エジプトのローカルフード「コシャリ」を楽しむことができるレストランです。

「コシャリ」とは、お米とパスタを炊いたものに、ヒヨコ豆、レンズ豆を混ぜ、さらにフライドオニオンや温野菜などの具を混ぜ、トマトソースをかけたエジプトの国民食。名称の由来はエジプトの言葉で“混ぜ合わせる”から来ているそう。

　その名の通り、お米、パスタ、豆、フライドオニオンなどの多種多様な味と食感、さらにクミンをはじめとするスパイスの香りが混じり合い、食べるたびに鮮烈な味で、脳と舌を楽しませてくれます。

錦糸町名物“パリパリ肉天”「じゃりち」が食べられる『栄福』

　東京・錦糸町にある中国料理店『栄福』。創業70年以上という老舗中の老舗です。ここで食べられるのが、錦糸町名物とされる豚バラ肉の天ぷら「じゃりち」。サイズは手のひらほどもあり、ヒラヒラとした形状の衣が付いているのが特徴です。

　から揚げの衣とも天ぷらの衣とも異なる薄煎（うすせん）のように軽い衣に、柔らかい食感の豚肉がクセになる味です。噛みしめるたびにジュワッと肉の脂と旨みが口に広がり、とにかく香ばしさ満点。ビールが止まりません。

　このほか、大量のニラと豚肉やキクラゲなどを熱々の餡でとじた「韮溜湯麺」も人気。また、チャーハン、餃子、焼麺（やきそば）、タンメンなどの定番料理もラインナップ。どの料理もビールとの相性は言わずもがな。サウナ後にビールと一緒に堪能すべし。