「カップヌードルPRO」と「あっさりおいしいカップヌードル」は定番と何が違うのか?食べ比べて検証してみた!

いざ、カップヌードル3種類を食べ比べ!

左から「カップヌードルPRO」、「カップヌードル」、「あっさりおいしいカップヌードル」。裏面の栄養成分表示を見比べてみた
左から「カップヌードルPRO」、「カップヌードル」、「あっさりおいしいカップヌードル」。裏面の栄養成分表示を見比べてみた

 食べ比べを始める前に、「カップヌードルPRO(高たんぱく&低糖質)」と、「あっさりおいしいカップヌードル」についておさらいです。

 まずPRO。この商品のウリは、たんぱく質が多く糖質が低いということ。さらに現代人に不足しがちな食物繊維も豊富。具体的には通常のカップヌードルよりたんぱく質が約5g多く、糖質は約半分、食物繊維はレタス6個分。そしてカロリーは274kcalと、351kalの普通のカップヌードルよりも77 kcal低くなっています。

 そして「あっさりおいしいカップヌードル」は、通常のカップヌードルより麺の量が約8割減、かつ味付けもあっさり。そしてカロリーは263kcalと通常よりも88 kcal低いです。

 ちなみに価格は買う場所によってさまざまですが、参考までに1月末の大手スーパーの西友の例で言えば、通常の「カップヌードル」149円、「あっさりおいしい~」105円、「PRO」が203円といった具合です。

3つのカップヌードルの違い【お湯入れ前】

パッケージデザインにもそれぞれ違いが。横から見ると似ていますが、上から見ると差がよくわかります
パッケージデザインにもそれぞれ違いが。横から見ると似ていますが、上から見ると差がよくわかります

 それではさっそく、3つを同時に作っていきます。といってもどれもお湯を注いで3分待つだけ。フタを「ココマデハガス」と表示してあるところまで剥がしてみて、いくつか違いを見つけました。

左から「カップヌードルPRO」、「カップヌードル」、「あっさりおいしいカップヌードル」。 かやくの大きさに注目!
左から「カップヌードルPRO」、「カップヌードル」、「あっさりおいしいカップヌードル」。かやくの大きさに注目!

 まずかやく。一番小さいのが「あっさりおいしい~」です。エビも玉子も謎肉も、通常のカップヌードルに比べると明らかに小粒。しかも量が少ない! 謎肉好きとしてはちょっと寂しいです。

 一方、「PRO」のかやくは、通常のカップヌードルに比べると、エビも謎肉が大きく見えます。ちなみに、PROの謎肉に関してはパッケージに記載があり、「カップヌードルPRO」の肉は通常の謎肉よりもたんぱく質をたくさん含んだ高タンパクな“ハイプロテイン謎肉”だそうです。

微妙ながら、スープ粉末の色にも差があります
微妙ながら、スープ粉末の色にも差があります

 つぎに、粉末スープの色。通常のカップヌードルと「あっさりおいしい~」は濃い茶色ですが、「PRO」の粉末は薄い茶色。例えるとインスタントのコーヒーのカフェオレの色みたいな色の薄さ。というわけで、お湯を規定の線まで注いで、3分待ちましょう。

お湯を注いで3分後
お湯を注いで3分後

 完成した3商品。フタを開けると、その違いは一目瞭然。通常のカップヌードルと、「PRO」は具材が麺を埋め尽くすように浮かんでおり、しかもふっくらしています。しかも麺や具材がスープを吸い込んでいるせいか、スープが見えない!

 一方、「あっさりおいしい~」ですが、こちらは「見てない間に誰か食べたのか?」と疑いたくなるくらい、具材が少なく、スープもタプタプ見えています。少ない麺量&小粒のかやくの影響で、スープを吸い込めなかったせいだと思われます。

一番左の「カップヌードルPRO」は麺の質感が違う
一番左の「カップヌードルPRO」は麺の質感が違う

 続いてのチェックポイントは麺です。通常のカップヌードルの麺と「あっさりおいしい~」の麺はほぼ一緒に見えますが、「カップヌードルPRO」の麺だけ、質感が明らかに違います。見た目が細くて、ちょっと締まって硬そうな感じ。麺にたんぱく質成分や食物繊維などを加えている影響と推察されます。

 では、一気に食べていきましょう。