普通の人は『すき家』の「牛丼」と『浅草今半』の高級「牛肉弁当」の違いがわかるのか? 目隠しして食べ比べてみた!

普通の人は『すき家』の「牛丼」と『浅草今半』の高級「牛肉弁当」の違いがわかるのか? 目隠しして食べ比べてみた!
左が『すき家』の牛丼(並)400円、右が『浅草今半』の牛肉弁当1296円 | 食楽web

●老舗『浅草今半』の牛肉弁当(1296円)と『すき家』(400円)の牛丼を、目隠しをした状態で食べ比べ、見分けることができるのかテストしてみた。

『浅草今半』といえば、明治28年創業の老舗。東京・浅草の由緒正しきレストランでは選び抜いた国産黒毛和牛を使った極上のすきやきが名物で、デパートなどではその黒毛和牛を秘伝の割り下で煮た高級な「すき焼き弁当」や「牛肉弁当」なども販売しています。

 そんな『浅草今半』の「牛肉弁当」(1296円)と、牛丼チェーン店『すき家』の牛丼(400円)を食べ比べてみよう、というのがズバリ今回の企画主旨です。なんだその企画? と思う人も多いでしょうが、これには理由があるのです。それはある日、『すき家』で隣の席にいた小学生くらいの子ども連れの夫婦の会話を耳にしたのがきっかけでした。

気軽に入れる『すき家』
気軽に入れる『すき家』

 そのご家族は、お父さんは牛丼の大盛り、お母さんは牛丼の並盛り、そして小学生の女の子はお子様牛丼セットを食べていました。そして食事中、そのお父さんが、お母さんと子供にこう言い放ったのです。

「やっぱりすき家の牛丼がこの世で一番ウマい。あの『イマハン』の牛肉弁当にも負けてない。むしろ、すき家のほうが牛丼として美味しい。何しろすき家の社員が総力を上げて考えに考え抜いて、ブラッシュアップしている牛丼だからね」と。

『すき家』の牛丼(並)400円
『すき家』の牛丼(並)400円

筆者は耳を疑いました。イマハンってまさかあの『浅草今半』のことか? その後の夫婦の会話は以下の通りです。

母:「『今半』は高級な肉を使ってるから、さすがにそれはないでしょ…」
父:「いやいや、ママだって目隠しして食べたらどっちがどっちかわからないと思う」
子:「じゃ、目隠しして食べ比べてみたら? テレビでそんな感じの番組やってるよね」

熱い父に対し、どこか冷たい妻と子供。そしてお子さんが言っているのは、たぶん一流芸能人が高級品と安物を見分けられるか試す番組『芸能人格付けチェック』のことだと思います。例えば目隠しをした状態で100万円のヴィンテージワインと5000円のテーブルワインを飲み比べて、高級ワインを当てる、というような内容ですね。大御所の芸能人がハズしまくったりするのが面白い長寿番組です。

しかし、さすがにあの『浅草今半』と『すき家』じゃ、目隠ししても誰でも一瞬で違いがわかるだろ…とは思いつつ、試しにやってみたわけです。これが、まさかの結果を生むことになるとは…。