育てて食べるハンバーグって何!? 大阪の人気店『挽肉マニア』で“炭焼ハンバーグ卵かけごはん”を最強に美味しく味わう方法

まん丸の「ハンバーグ」が焼石とともに登場! どうやって食べる?

挽肉マニアめし 〆卵かけ飯 1300円
挽肉マニアめし 〆卵かけ飯 1300円

 席についてテーブルの様子を観察していると、1つ目のハンバーグの登場。真ん丸の可愛いフォルムで1玉90gのハンバーグとなっています。そして一緒に運ばれてきたのが、丸い石。

 実はこの石は熱々に加熱された焼石。これを使ってハンバーグに火を通し、自分好みの焼き加減に「育てて食べる」のが『挽肉マニア』スタイルです。

 気になるハンバーグは表面に焦げ色が付いていますが、牛100%の挽肉を使用していることもあってミディアムレア。それでは焼石の上にハンバーグを乗せて育ててみましょう。

 ジューとあふれる肉汁が少しもったいない気もしますが、シズル感と一緒に食欲も増加。これぞ体験型ハンバーグの醍醐味!

 とりあえず中までよく焼いて食べたいので、半分にカットにして焼き石でさらにジューッと焼きます。このハンバーグの育てる体験はなかなかクセになるので、ぜひじっくり育てて食べてみてください。

 じっくりと育てたところで食べ方の説明にあった通り、まずは何も付けずにいただきます。表面はカリッと焼き目が付いていますが全体的にはふっくらとしていてジューシー。焼いてる時に流れ出た肉汁はまだまだあふれ出てきて、口の中に幸せな肉の旨みが広がります。

 そしてハンバーグをご飯の上にドン。肉と脂の旨みにお米がピッタリとマッチ。やっぱり白いご飯とハンバーグは最高の組み合わせですね。

焼き加減だけでなく、ハンバーグをいろいろカスタマイズできる

 1つめをペロリと食べ終わったころに、2つめのハンバーグが登場。挽肉マニアでは豊富なソースが揃っているので、ハンバーグの美味しさがさらにアップ。玉葱ソースやポン酢など定番に混じって、ちょっと珍しいのが四角いボックスの一番左にある「青唐辛子味噌」があります。

 甘い味噌にアクセントとして青唐辛子が入り、少し不思議な甘辛のソースとなっていて、ハンバーグの旨みを引き出してくれます。

 ソースでの味変で2つめのハンバーグを食べ終わったら、3つ目のハンバーグが登場。3つめのハンバーグ提供のタイミングで焼き石も交換してくれるので、石の火力も元通りにパワーアップ!

 ご飯はセルフサービスでお替り自由となっています。3つ目のハンバーグの提供時には〆もあるので、ご飯をフル状態に盛っておきましょう。

 ちなみにこの真ん丸のハンバーグ。中までしっかり火を通したい、それでいて真ん丸なハンバーグの形を保ったままにしたい人も多いと思います。

 そんな場合にはハンバーグに箸で十字に切れ込みを深めに入れて、上下ひっくり返して切れ込みを下にして、焼き石にグーっと押し付ける焼き方がオススメ。中までしっかりと火を通しつつ、ハンバーグの形が維持できます。

 ハンバーグの上に卵を乗せると、見た目もバッチリな“卵ハンバーグごはん”の完成です。

 この卵には専用の卵かけご飯醤油をかけて食べます。ハンバーグの脂のコクに卵の旨みがプラスされ、ある意味、見た目通りに破壊力のある一杯が完成しました。

 自分好みにハンバーグを育てて楽しめる『挽肉マニア』。ハンバーグ好きの人であれば、1度は行っておくべきオススメのお店となっています。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP DATA

挽肉マニア

住:大阪府大阪市西区西本町1-6-17 西本町ビル 1F
TEL:050-8881-0798
営:月~金11:00~15:00 17:00~20:00
  土・日・祝11:00~19:00
休:不定休

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。