ひとりメシでも大満足! 東京で一度は食べておきたい老舗食堂の「最強定食」5選

東京・浅草の食事処『水口』で「最強コロッケ定食」を堪能する!

 東京・浅草にある『食事処 酒肴 浅草 水口』は昭和25年創業。浅草の芸人たちにも愛される老舗定食店です。漫才コンビ・ナイツのお二人も、この店のことをよく話していますね。こちらで有名な料理といえば「いり豚」。豚肉と玉ねぎをカレー風味のソースで炒めた、ちょっとスパイシーでやみつきになりそうな逸品です。

 しかしそれ以外にも水口には美味しいメニューがたくさんあり、どれも単品でオーダー可能。ご飯と味噌汁の単品もあるので、これらを自在に組み合わせることで、世界に一つだけの“マイ定食”を作ることができるのです!

一品料理も豊富で目移り必至。ここから自分だけの定食を作るのが楽しい
一品料理も豊富で目移り必至。ここから自分だけの定食を作るのが楽しい

 例えば、筆者のオススメは以下のようなラインナップ。

・手作りコロッケ(450円) ・イカバター焼(690円) ・栃尾油揚焼(450円) ・御飯 並(200円) ・なめこ汁(450円)

 これに小鉢とお新香もつけて、豪華この上ないコロッケ定食が完成するという寸法です。この組み合わせだとランチとしてはややお高くなりますが、それでも2000円ちょい。大人なら許せる範囲ですよね。

 主役はもちろん「手作りコロッケ」。お店で毎朝、じゃがいもをふかすところから手作りしている絶品コロッケです。このコロッケを軸に、「イカバター焼」と「栃尾揚げ」を飛車角のようにサイドに配する布陣で攻めていきます。

毎朝お店でじゃがいもをふかして手作りしているコロッケ。衣のサクサク感とポテトのホクホク感のコントラストが最高
毎朝お店でじゃがいもをふかして手作りしているコロッケ。衣のサクサク感とポテトのホクホク感のコントラストが最高

 まず主役である「手作りコロッケ」にかぶりつけば、揚げたてのサクッとした衣と“おいも感”あふれるホクホク感がたまりません! 何もかけなくても十分美味しいのですが、レモンやソースをたらすと、ちょっとフルーティーな酸味も加わって、さらに魅力的な味わいに変化していきます。

 次に、「イカバター焼」に箸を伸ばしてみましょう。これはご飯にもお酒にも合う逸品です。プリンとした弾力ある歯ざわりとともに、ほんのりと感じるバターの塩気が最高。少しレモンを搾ると、より爽やかな風味が立ち上ります。

イカバター焼。プリンと弾力ある食感でお酒のアテにもピッタリ
イカバター焼。プリンと弾力ある食感でお酒のアテにもピッタリ

 そして「栃尾油揚焼」。外はカリッとクリスピーで、中は実にふんわりとした食感。噛むほどに旨みがにじみ出します。ここに刻み白ネギやショウガをのせて、醤油をほんのちょっとかけて食べてみれば、さらに旨さが加速。焼いた油揚げの香ばしさにショウガと醤油の風味がピタリと寄り添います。

栃尾油揚焼。ショウガ、刻み白ネギ、醤油が食欲をソソる!
栃尾油揚焼。ショウガ、刻み白ネギ、醤油が食欲をソソる!

 汁物で言えば、「なめこ汁」がまたウマいのなんの! ダシに加えてなめこの旨みがよく出ていて、深みのある味わいなんです。どれもこれもお米を美味しく楽しませてくれる味なので、胃袋に自信のある人は大盛りにするかおかわりするといいでしょう。

『食事処 酒肴 浅草 水口』は浅草演芸ホールから徒歩で数十秒
『食事処 酒肴 浅草 水口』は浅草演芸ホールから徒歩で数十秒

 ちなみに、水口はお刺身や焼魚、煮魚などの魚料理はもちろん、ハンバーグやナポリタン、オムレツなどの洋食メニューも豊富。ぜひ自分だけのマイ定食を楽しんでみてください。

●SHOP INFO

店名:食事処 酒肴 浅草 水口

住:東京都台東区浅草2-4-9
TEL:03-3844-2725