ひとりメシでも大満足! 東京で一度は食べておきたい老舗食堂の「最強定食」5選

孤独のグルメにも登場した大岡山の名店『九絵』の魚づくしの最強定食!

「なめろう付九絵定食」(1870円)。この豪華なラインナップをご覧ください!
「なめろう付九絵定食」(1870円)。この豪華なラインナップをご覧ください!

 魚をおかずにご飯を食べたいけど、普通の焼き魚定食や刺身定食などでは物足りない。もっとガッツリ、いろんな魚料理を楽しみたい! そんな時、ありませんか? そういうワガママにも近い願望をかなえてくれる店が東京・大岡山にある『漁師料理 九絵』。こちら、釣り好きの大将が営むお店で、ドラマ『孤独のグルメ Season5 第6話』(テレビ東京)にも登場した名店です。

東急目黒線・大井町線の大岡山駅から徒歩1分
東急目黒線・大井町線の大岡山駅から徒歩1分

 イチオシは「なめろう付九絵定食」。こちら、日によって変わる日替わりの煮魚定食です。例えば取材に行った日は、煮付けはマグロのカマ、なめろうはカンパチ。豪華すぎて、お昼にこれだけ食べちゃっていいの!? と嬉しい焦りを感じるほどのボリューム感でした。

 まずはいわゆる魚のたたきである「なめろう」から。カンパチのねっとり&トロッとした舌ざわりに、ところどころで身のプリッとした歯ざわりが瞬間的に現われます。そして漂うほのかなショウガの風味。複数の食感と風味が多層的に入り混じる、バラエティ感アリアリの味わい。もちろん、ご飯にのせて食べるとさらに激ウマです!

この日のなめろうはカンパチ。ねっとり&プリッのコントラストが超優秀
この日のなめろうはカンパチ。ねっとり&プリッのコントラストが超優秀

 主役のマグロのカマは煮汁がよく染みていて、これもご飯にピッタリ。ふわとろなやさしい食感。煮汁のこってり感とマグロの旨みがじわ~んと広がり、とにかく後を引く味わいです。

この日の煮付けはマグロのカマ。大根にも魚の旨みがしっかり染みて最高に美味
この日の煮付けはマグロのカマ。大根にも魚の旨みがしっかり染みて最高に美味

 刺身はマグロ、ヒラメ、サーモン、ブリ、シメサバ、エビ。豪快に切り分けられた刺身で、分厚く面積もデカい! 口に入れた瞬間、鮮度の良さがわかります。ひと切れだけで口の中がその魚の旨みエキスで満タンにされてしまったかのよう。それが6種類もあり、満足感を通り越して恍惚とした幸福感すら覚えます。

この日の刺身はマグロ、ヒラメ、サーモン、ブリ、シメサバ、エビ
この日の刺身はマグロ、ヒラメ、サーモン、ブリ、シメサバ、エビ

 この豪華でボリューミーな定食の成り立ちは、店を切り盛りするご夫妻が、「食材を余らせるくらいなら新鮮なうちにお客さんに食べてもらったほうがいい」と考えて、一品プラスするようになったのが由来だそう。きっと、お客さんの中に「アジフライ定食を頼んだけど刺身も食べたい」なんてワガママ(?)を言う人がいたんでしょう。お客さんと食材への愛をひしひし感じるお店です。

●SHOP INFO

店名:漁師料理 九絵

住:東京都目黒区大岡山2-2-1
TEL:03-5731-5230