2020年に必ず行っておきたい東京の「最旬バー」3選

世界一のマデイラワインの品揃えを誇る『cafe+bar Leandro』(大塚)

マデイラワインは1杯300円~
マデイラワインは1杯300円~

「マデイラワインは神様のいたずらでできたワインなんですよ」と話すのはマデイラワインを世界一揃える店としてギネス世界記録を持つ東京・大塚の『cafe+bar Leandro』の店主・鈴木勝宏さん。マデイラワインの魅力に取りつかれた鈴木さんは、マデイラ島に通い、ワイナリーで修業もし、その作り方を学んできた唯一の日本人。そして、コツコツと買い集めたマデイラワインの数は130本を超え、ギネスの記録まで持つことに。

店主の鈴木勝宏さん
店主の鈴木勝宏さん

 マデイラワインとはポルトガル領のマデイラ島で造られる、ポートとシェリーと並ぶ世界三大酒精強化ワイン。コロンブスの大航海時代、船に積んだヨーロッパ各国のワインが船旅の中で高温にさらされ味が劣化する中、マデイラ島のワインだけはその熱にさらされることで熟成し、芳醇な味わいに変化したと伝えられ、まさに、偶然の産物によって発見されたワインなのです。

(左)「1720Pather」300年ほど前のマデイラワインは、世界でここでしか飲むことができない。20ccで10万円。(中)「1820“R”」 ブドウ品種も分からない正体不明な1本は、ドイツのインポーターから購入。20ccで5万4千円。(右)「1920 BUAL」マデイラ島で購入した1本はアントワープオリンピックの年のもの。30ccで1万4850円
(左)「1720Pather」300年ほど前のマデイラワインは、世界でここでしか飲むことができない。20ccで10万円。(中)「1820“R”」 ブドウ品種も分からない正体不明な1本は、ドイツのインポーターから購入。20ccで5万4千円。(右)「1920 BUAL」マデイラ島で購入した1本はアントワープオリンピックの年のもの。30ccで1万4850円

「マデイラワインは、三世紀を超えて楽しめる唯一のアルコール飲料です。300年前に造られたお酒も出回っているほど、時を味わえるワインなんです。自分と同じ歳を重ねたワインは、まるで人生を飲んでいるようですよね」(鈴木さん)

「ニンジンサラダ」300円は、くるみのオイルとフランボワーズのビネガーで仕上げた一品
「ニンジンサラダ」300円は、くるみのオイルとフランボワーズのビネガーで仕上げた一品

 世紀をまたいで大塚の地にやってきたマデイラワインに思いを馳せてみませんか?

●SHOP INFO

cafe+bar Leandro 外観

店名:cafe+bar Leandro

住:東京都豊島区北大塚2-8-6 第2不二ハイツ 1F
TEL:03-3576-5778
営:12:00~14:00、18:00~翌2:00、土・日曜12:00~16:00、18:00~翌2:00
休:なし