男メシ食闘家の「豚増しコレクション」3連発!これが俺の好きな“帯広豚丼”だ!

港区・新橋『豚大学』

『豚大学』の豚丼「特大」1,020円
『豚大学』の豚丼「特大」1,020円

“店の佇まいを見ただけで美味しい店を見分ける能力”というものがあるとしたら、自分ではかなりある方だと思っていますが、タクシー運転手を生業としていると、たとえ見つけたとしても、近くに駐車場がない場合は、実は諦めることも多いんです。

 この『豚大学』は、新橋烏森口前のニュー新橋ビル内にあり、ビルの周りを囲むように路上の300円パーキングがあるので、僕みたいな運転手にはとっても助かります。ですから、腹が減ったときは、つい新橋に車を走らせてしまうことも多々あります。

 さて、こちら『豚大学』の店内はL字型のカウンターに10席ほど。豚丼は、「特大」(1,020円)と「大」(810円)、「中」(650円)、「小」(500円)の4種類です。肉とごはんとのバランス的には「大」がちょうどいいと思いますが、豚バラ好きな私は、やっぱりガッツリいきたいので結局「特大」を選んでしまいます。

 豚バラの厚みが絶妙で、網焼きされ程良く脂が落ち、香ばしさと相まってさっくりと食べられます。豚丼で肉以上に大切なのがタレ。ともすると甘すぎて食べている途中で飽きてしまうことが多々あるのですが、こちらのタレは絶妙なバランスで、たっぷりとご飯にタレがかかっていますが、最後まで飽きずにお米一粒も残さずにおいしく食べられます。

 また、サイドメニューで「温玉」や「ガーリックチップ」などもあります。私の場合、温玉は欠かさずチョイスしますが、さすがにその後の運転に差し支えるので、ガーリックチップは断念します(涙)

 あと、こちらには「お茶漬けセット」160円(PM2時以降に注文可能)というのがあって、お出汁と薬味をかけて、「ひつまぶし」のようにいただくことができるようです。ただ、気づくと、だいたい食べ終わっているので、これはまだ試したことがありません。次回、タイミングが合えば、試してみてご報告したいと思います。

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 というわけで「帯広豚丼」はいかがでしたでしょうか。実は目下、都内の「帯広豚丼」をかたっぱしから食べ歩いています。ですから、また次の機会に美味しい豚丼を続報としてご紹介したいと思います!

(構成◎土原亜子)

●SHOP INFO

店名:白樺

住:東京都板橋区仲宿63-10浅川アビタシオン 1F
TEL:03-5248-5903
営:11:00~23:00(LO)
休:水

店名:ぶたいち 東京人形町店

住:東京都中央区日本橋堀留町1-8-11日本橋シゲマツビル 1F
TEL:03-3661-2944
営:11:00~14:30
休:なし

店名:豚大学

住:東京都港区新橋2-16-1ニュー新橋ビル
TEL:03-5512-3121
営:平日10:30~21:45(LO)土11:00~15:00、16:30~20:15(LO)
休:なし

※各店舗の値段はすべて税込です

●著者プロフィール

荒川治

男メシ食闘家。ラーメン、カレー、丼などB級グルメを食べ続け、年間700食は超える。気に入った店はとことん通い続ける自他共に認める「食ストーカー」。地元板橋区界隈では、“豚増しの巨匠”とも呼ばれている。