男メシ食闘家の「豚増しコレクション」3連発!これが俺の好きな“帯広豚丼”だ!

板橋区・仲宿『白樺』

『白樺』の豚丼900円/200g
『白樺』の豚丼900円/200g

 私が「帯広豚丼」を好きになった最初のお店、それは板橋区仲宿にある『白樺』です。初めて食べたのはかれこれ4年ほど前のことでしょうか。当時は「豚丼」と言うと“牛丼の代用品”的なイメージがあったのですが、「帯広豚丼」はかなりの衝撃でした。

「帯広豚丼」は、いわゆる牛丼や一般的な豚丼のように肉を“割り下”で煮込むのとは違い、焼肉に使用するような甘辛いタレで焼き上げます。ルーツは、北海道・十勝地方で、昭和初期に誕生したようです。

『白樺』の豚丼は、その「帯広豚丼」を踏襲しており、豚を炭火でまずは網焼きします。それから特製の醤油ダレで絡め焼きというスタイル。

 種類は、「ロース」と「バラ」の2つ。「バラ」は700円/130g、800円/170g、900円/200g。「ロース」は、750円/110g、850円/130g、950円/170g。
さらにご飯の量が選べて、小(230g)、中(300g)、大(410g)となっています。こちらはどれにしても無料です。

 ただ、これでも足りないというなら、ご飯(600g)というのもあり、それはプラス100円。また、肉を増量したいならプラス150円。お味噌汁もつくので「帯広豚丼」としてかなりコスパはいい方だと思います。

 もちろん私がいつもいただくのは「バラ」の200gでご飯も「大」。時々、肉増しすることもあります。オリジナルオーダーで“胡椒多め”にしてもらっていて、これがピリッと、甘辛い味のアクセントになるんです。

 しかもこちらでは、オーダーを受けてから、豚バラが網焼きされ、そのあとは、フライパンで1枚1枚丁寧にタレ焼き。そのタレは、私が大好きな“うなぎ”と似ていますね。

『白樺』のタレは甘すぎず、私好みです
『白樺』のタレは甘すぎず、私好みです

 肉は他の店に比べると厚みはそれほどでもないですが、ご飯と合わせてガッツリ口の中に放り込めます。これが旨い! タレも他店と比べると甘みが抑えられたあっさりタイプです。意外に思われるかもしれませんが、私は、あっさりタイプのタレが好みなんです……。

 お弁当にして手土産に持っていくこともあるんですが、ここのは時間がたって食べた時にも、また味わいが変わってすごく美味いんです。だから、一度手土産にすると、「次回もよろしく」とせがまれることが多い逸品です。