【日本酒】過去最多45蔵元が大集合!「ふくしま美酒体験in渋谷」開催間近!

イベントレポから伝統儀式、自然風景まで。
蔵元の日常を知れば、お酒もさらにおいしい!

 お酒は会場でとくと堪能し、ここでは蔵元の日常をチラ見する。あくまでも筆者の独断と偏見で選んだ3蔵!

【日本酒】過去最多44蔵元が大集合!「ふくしま美酒体験in渋谷」開催間近!

金水晶酒造店

 江戸時代、奥州街道(奥の細道)で営んでいた旅籠が前身。造り酒屋を始めて120年余り。地元の御神酒として親しまれている福島市唯一の酒蔵。全国新酒鑑評会では8年連続金賞受賞。「グイッとやるのもいいが日本酒は冷やでも燗でもちびちび飲むのがおいしい」「宴会は心の交流」など、代表・斎藤正一氏の言葉(公式HPより抜粋)も酒好きの心に優しく響く。SNSではイベントレポから酒造りの現場まで、幅広い話題を提供。イベント当日は若き副杜氏が手がけた限定醸造・夏純吟など、金水晶のラインナップが楽しめる。

【日本酒】過去最多44蔵元が大集合!「ふくしま美酒体験in渋谷」開催間近!

大七酒造

 創業265年、生もと造り一筋。昨年、生もと造りの第一人者として名高い杜氏・佐藤孝信氏が「現代の名工」を受賞。また「酒仕込み唄」を後世に伝承しようという目的で編成された詠唱隊の活動や、蔵人たちの労をねぎらう神事『甑倒し(こしきだおし)』など、酒造りの伝統技術だけでなく、酒蔵独特の伝統儀式や文化についての投稿もあり、知らなかった世界を垣間見ることができて実に興味深い。今回は主力商品はじめ、季節限定酒なども出品する予定。お燗の提供もあるので、ぜひ。

【日本酒】過去最多44蔵元が大集合!「ふくしま美酒体験in渋谷」開催間近!

花泉酒造

 大正9年創業。福島県会津若松市よりさらに奥の通称奥会津の豪雪地帯で昔ながらの手法を守り、職人気質の酒造りを行う。SNSでは酒蔵周辺の自然風景もたびたび登場。スキー場のゲレンデに咲く草花などのきれいな写真も多く、癒される。イベントでは、会津・南会津産の酒造好適米や福島県独自酵母、豊かな自然が生む町内の湧水「高清水」を使い、得意とする「もち米四段仕込み」で仕込む蔵のこだわり満載の「ロ万(ろまん)」シリーズ5種の出品を予定している。

 イベント直前だが、お酒のことはもちろん、酒蔵の雰囲気や個性を知っておくだけで、蔵元さんとのコミュニケーションも弾むはず。福島県酒造組合HPの蔵元検索では、この3蔵以外にもブログやSNSでさまざまな情報を配信している蔵元や、そういった発信をしていない酒蔵も含めて、県内の各酒蔵の特徴をチェックできる。事前予習で、イベント当日はさらにおいしくお酒が飲めそうだ。

●DATA

ふくしま美酒体験in渋谷

日時:8月19日(土)
   1部 14:00~16:00(試飲会)※当日券あり
   2部 18:30~21:00(立食ブッフェディナー)
会場:セルリアンタワー東急ホテル(東京都渋谷区桜丘町26-1)
料金:1部2,000円(当日券2,500円)
   2部6,000円
問:福島県酒造組合